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UA、デンバー線予約は7割超-乗継メイン、ビジネス需要に期待

  • 2013年5月26日

▽サービス強化でトレーニング実施-NHとのJVは「順調」

 懇親会では、ミュラー氏が今後のUAの展開を紹介。サービスやプロダクトの強化に注力していく方針を述べた。顧客と直接接する空港業務や機内サービス、予約などのカスタマーサービスをよりよいものにするとの考えのもと、スタッフの教育を強化。現場に権限を譲渡し、その場で顧客のかかえる問題を解決できるようにすることで、顧客満足度をさらに高めたい考え。2013年末までに全スタッフのトレーニングを完了する予定だ。

 また、日本市場ではNHとのJW事業の深化をはかっていく。ミラー氏は「(JV事業を)2年間やってきたが、順調に推移している。今後もさらにビジネスを広げていきたい」と意欲を示した。双方のネットワークを活用できる利便性を「消費者や旅行会社、企業は徐々に気づいてきた」といい、今後も引き続きメリットをアピールしていく。

 また、ミュラー氏はJV事業で、日系企業に対するセールスにおいてメリットを感じていると語った。UAはJV事業により、企業セールスをNHと一本化しており、「アジアへの路線が少ないUA単体では難しい日系企業へのアプローチが、NHとセールスをおこなうことでよい状況となった」と評価した。