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ニューカレドニア、トレイル・ランの商品化をアピール、日本人増加に意欲

  • 2011年3月10日
 ニューカレドニアから、今年20周年を迎えるトレイル・ラン「ラ・トランスカレドニアンヌ」運営者であるデフィ・サンテ協会代表のクリスチャン・ペレズ氏らが来日し、日本人参加者の増加をめざして、旅行会社にピーアールした。

 同大会は、ニューカレドニアの山間部を3人1組で2日間にわたって走りぬけるもの。男女混合、男性のみなどのカテゴリーにあわせて登録し、1日目は35キロメートル、2日目は25キロメートルのコースを走る。ペレズ氏は、大会の魅力を「第1に健康増進、第2に自然のすばらしさを感じるもの」と紹介。コースは毎年変更され、ニューカレドニアの海だけでない山間部の魅力を感じながら走ったり、先住民の村々で彼らの生活様式を体験したりなどの人々とのふれあいがあることが特徴だ。同大会にはコース近くの村々に健康診断を提供するという社会貢献的な理念があり、スタッフは全員ボランティアだという。日本では現在、大会の主旨に賛同した旅行会社が商品化をはじめている。

 ニューカレドニア観光局局長の白石博英氏によると、ニューカレドニアへの日本人渡航者数は順調に伸びており、2011年は前年比15%増の2万1500人を見込んでいるという。こうした、好調さに加えて、同大会のような理念に共感した参加者のニューカレドニアに対するイメージアップに期待しており、さらなる渡航者増加へとつなげたい考えだ。「3年間をめどに、最盛期である2005年の3万1000人まで戻したい」として、今後の活動に意欲を示した。