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JTB首都圏、さいたま市の「コミュニティサイクル」社会実験を実施

  • 2010年9月1日
 JTB首都圏は、さいたま市で「コミュニティサイクル」の社会実験を実施する。これは、同市が進める「自動車に過度に依存しない交通体系の実現」に向けた取り組みの一環で、自転車の貸出拠点をさいたま市大宮区と北区の5ヶ所に設置し、交通手段として提供するもの。通勤や通学、買い物などのほか、観光やビジネスでも手軽に利用できるようにし、新しい公共交通機関として活用をうながすねらい。JTB首都圏は日本自転車普及協会から受託した。

 実験では、貸出拠点を大宮駅とさいたま新都心駅、大宮盆栽美術館、大宮図書館、合併記念見沼公園の5ヶ所に設置。短距離移動時の利用や、自動車から自転車への利用転換の効果を測定するほか、二酸化炭素の削減効果も検証する。貸出拠点には自転車を100台配置する。

 利用にあたっては、会員証の非接触ICカードを、8時から18時まで貸出拠点で即時発行。初回登録料は保証金700円を含めて1000円で、利用料金は最初の1時間は無料、以降1時間ごとに100円とする。