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関空、夏休みの国際線旅客数は10%減か−出発ピークは7月18日の予想

  • 2009年7月17日
 関西国際空港によると、7月17日から8月16日までの国際線総旅客数は推計で前年比10%減の85万6100人との予想を示した。出発旅客数は11%減の43万5200人、到着旅客数は10%減の42万900人を見込む。出発日のピークは7月18日が1万6200人とトップで、8月8日が1万5400人、8月1日が1万5200人。いずれも9月の大型連休にはかかっていない。一方、到着のピークは8月16日の1万7800人、8月15日は1万7700人、8月14日は1万5900人。同期間中はほぼ全ての日で前年を下回っている。

 関空では、2008年から続く景気後退や円高による訪日外国人客数の減少などの影響からいずれも前年を下回ると予測。その中でも好調なのは中国で、伸び率はトップの12.3%増で9万2900人と見込む。中国訪日個人観光ビザ解禁なども影響しているとの見通しだ。続いて、ウォン安の影響や航空会社各社の増便が奏功した韓国は最も人数の多い6.5%増の9万3000人と予測する。一方で、減便があった北米やオセアニア、台湾は大幅に減少した。国際線出発旅客数の詳細は下記の通り。


▽方面別国際線出発旅客数
方面別/前年比/旅客数
韓国/6.5%増/9万3000人
中国/12.3%増/9万2900人
香港/3.2%減/3万2900人
台湾/38.5%減/2万5200人
東南アジア/16.8%減/5万9500人
北米/74.9%減/7800人
ハワイ/17.7%減/1万9500人
グアム・サイパン/3.5%増/2万3600人
オセアニア/42.5%減/1万1100人
ヨーロッパ/25.3%減/3万6400人
その他海外/2.5%増/2万5000人
成田(国際線乗継)/−/8300人
全方面計/10.5%減/43万5200人