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ビバマカオ航空、チャーター規制緩和で個札開始−往復3万円、需要喚起に期待

  • 2009年1月20日
 ビバマカオ航空(ZG)は、先ごろに国土交通省航空局が決定した包括旅行チャーター(ITC)の規制緩和を受けて、成田/マカオ間の座席の個札販売を開始することを決めた。出発日から14日前までの購入の場合エコノミークラス往復が3万円、プレミアムクラスで9万円に設定。14日前を過ぎた場合は、それぞれ1万円追加とした。現在はすでに販売を開始しているものの、旧正月期間で座席が混雑しており、正式な発売は2月1日で2月4日の搭乗分からという。

 ZGの日本地区総代理店(GSA)を務めるヒューマンネットワーク代表取締役の山内信氏は、「市場の裾野を広げる効果がある。本社も強く期待してる」と説明し、「今後は他社も販売を開始し、大きな流れになってくるだろう」と予測。座席数の50%までは個札が可能だが、山内氏は個人的な考えと前置きしつつ、「通年では3割程度が個札になるのではないか」と予想を語った。

 販売のチャンネルとして、直販は現在検討中であるものの、「まずは旅行会社ありき」であることから、すでにZGの成田/マカオ間チャーターを利用してパッケージ商品を造成している旅行会社にコンタクトを開始したという。ボリューム・インセンティブなど、契約面については今後議論していく方針だ。


※訂正案内 (編集部 2009年1月20日 12時20分)
 当初、山内氏の名前の漢字表記を間違えて記載しておりました。また、株式会社ヒューマンネットワークをビバマカオ航空の旅客営業販売代理店(PSA)と表記しておりましたが、正しくは日本地区総代理店(GSA)でした。訂正するとともに、お詫びいたします。