日本/アラブ首長国連邦航空協議、合意ならず−アラブ側の意欲大きく

  • 2008年9月1日
 日本とアラブ首長国連邦との航空当局間協議が8月27日と28日、アブダビで開催されたが、今回の協議では合意に至らず、継続協議となった。協議の焦点は成田第二滑走路北伸後の輸送力。枠に限りのある成田について、日本側の便数、乗り入れの条件がアラブ側の意向に沿うことができなかった。アラブ側は現在、関西空港と中部空港に就航しているエミレーツ航空(EK)のほか、エティハド航空(EY)なども就航要望や増便の意向が強くうかがえたという。

 現在の両国間の運航状況は、EKの関西線が週7便、中部線が週7便で、日本航空(JL)とコードシェアで運航。日本国内ではJLが運航する関西3路線、中部2路線でコードシェアをしており、これが最大の輸送量となっている。


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