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ビバマカオ、成田/マカオ間チャーター便でLCCの価格と「質」をアピール

  • 2007年11月26日
 ビバマカオ航空(ZG)は、12月から週2便で運航する成田/マカオ間のプログラムチャーター便で、格安航空会社(LCC)として割安な運賃で訴求しつつ、プレミアムクラスやシートピッチなど、一般的なLCCでは得られない「質」を伴う航空会社として定着をはかる。2008年の初旬には週4便に増便する考え。マカオへの訪問者数が、成田からの直行便がない状態で、前年比40%前後の伸びを続けていることから、需要はあるとの分析。既に日本人の客室乗務員も5名ほど雇用、今後も増員しサービス体制を整える。

機材はボーイングB767-300ER型機を使用。席数は、プレミアムクラス24席とエコノミークラス221席で、合計245席。運賃は、マカオ/釜山やマカオ/シドニーなど既存の路線の場合、競合するフルサービス・キャリアと比べ、エコノミークラスでは約3分の2、プレミアムクラスでは約3分の1という。食事や飲み物、機内エンターテイメントなどは有料ながら割安な料金とした。シートピッチはプレミアムクラスが45インチ、エコノミーが32インチ。また、シート配列も、エコノミーで「2-3-2」だ。

 日本での営業活動は、総代理店のエア・チャーター・インターナショナル(ACI)とアリアが共同で展開。既に年末年始の便をエイチ・アイ・エス(HIS)が購入するなど、成果が出始めている。当面は、約90席をマカオ側に割り当て、残りを日本で販売する方針。ACIとアリアでは、「利用実績を重ね、日本側の割合を増やしたい」という。11月22日にはZG最高経営責任者のコン・コーフィアティス氏らが来日し、旅行会社を中心に約100名を集めてレセプションも開催した。

▽ビバマカオ航空、日本語サイト
http://www.flyvivamacau.com/jp/

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