秋旅本番迫る「島根は元気です」 島根県松江しんじ湖温泉・玉造温泉・有福温泉・さぎの湯温泉

 島根県からこのほど、4つの温泉地の旅館女将らがトラベルニュース社大阪本社を訪れた。7月の西日本豪雨で観光入込客の減少に見舞われたが、県内観光地は通常通り営業していることや、島根観光の動脈JR伯備線が8月1日から運行していることをアピールした。

 松江しんじ湖温泉・夕景湖畔すいてんかく若女将の大西育恵さんは9月22日から本格スタートとなる「松江水燈路」を紹介。「今年は、松平不昧公200年祭として実施されます。松江城のお堀を運航する堀川遊覧船では、普段はできない茶の湯を船上でお楽しみいただけます。宍道湖の夕陽もきれいですし、カニの季節も始まります。山陰の秋をお楽しみください」。

 玉造温泉からは、松乃湯女将の松崎節子さん、ホテル玉泉女将の中山千明さん、白石家若女将の中村祐香さん、旅館組合の内田哲生さんの4人。中村さんは「玉造温泉でも温泉街を流れる玉湯川に1千個の竹灯籠を並べる『光の夢劇場』が開かれます。お宿で色浴衣に着替えて提灯を持って、幻想的な秋の夜をお楽しみください」。

 有福温泉・よしだや若女将の佐々木文さんは9月15日と16日に大田市・福光海岸で開催する「海神楽」をアピール。「秋の石見地方は各地で石見神楽が上演されていますが、日本海の夕陽をバックに舞うのはこの日だけです。16日は初の特別公演でバリ舞踊とのコラボです」。

 さぎの湯温泉・竹葉女将の小幡美香さんは、どじょうすくい踊りで乗客を迎えているJR安来駅の取り組みを紹介。「毎週日曜日にボランティアが安来節の正装でお出迎えしています。観光列車『あめつち』に乗ってお越しください。ふっこう周遊割も始まります。島根県は広いので何度でも来てください。それだけの魅力が島根県にはあります」と力を込めた。

 しまね観光大使の粟井理菜さんは「特急やくもは全面復旧しています。関西の皆さんにも安心してお越しください」と話した。


情報提供:トラベルニュース社