インタビュー:カンタス航空営業本部長 新谷重則氏

  • 2011年12月6日(火)
QF日本地区営業本部長の新谷重則氏

 カンタス航空(QF)の成田/シドニー線が好調だ。6月までの1年間で、ほぼ目標通りの実績を残したといい、今後も大きく落ち込む要素はないという。先ごろには日豪間の航空当局間協議で、オーストラリアの航空会社も羽田線に就航できるようになっており、路線計画にも注目が集まるところ。下期、そして2012年度を見据えた戦略について、QF日本地区営業本部長の新谷重則氏に聞いた。


■上期の総括

 3月の震災前までは非常に好調で、修学旅行、FIT、パッケージを含めて良い数字が保てていた。東日本大震災については、震災そのものよりも約1ヶ月間続いた香港経由の運航の影響が大きかった。特に業務渡航は現地発を含めてダメージを受け、厳しい1ヶ月間だった。

 ただし、その後の回復のスピードは速い。7月から9月は非常に好調で、座席利用率も80%以上。ある程度リカバリーをしたと思っている。残念ながらオーストラリアへの渡航者数は伸びていないが、我々の飛行機の埋まり方という意味ではまずまず好調だ。

 要因としては、教育旅行が思ったほど落ちず、その他のグループやパッケージ、FITとのミックスがうまくいっている。教育旅行は、一旦キャンセルになった案件で改めて予約をいただいたケースもあり、2年前のインフルエンザに比べれば確実に状況は良かった。

 結果として、オーストラリアの会計年度である6月期(2010年7月1日~2011年6月30日)でみると、ほぼ目標通りの数値となった。A380型機のエンジントラブルやクイーンズランドの洪水、ニュージーランドと日本の地震などがある中で皆様のおかげで達成できたことは大きい。

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