ベトナムのクラッシックホテル/歴史が作り出したリゾート「ソフィテル・ダラット・パレス」 ホテル滞在を楽しむ
デラックスルーム:45uのゆったりしたつくり。シャンデリアやヨーロッパ様式のバスタブが高級感をかもし出す。
デラックスルーム:45uのゆったりしたつくり。シャンデリアやヨーロッパ様式のバスタブが高級感をかもし出す。
専用車:ホテルの専用車は、シトロエンのクラッックカー。
専用車:ホテルの専用車は、シトロエンのクラッックカー。
プレジデンシャルスイート:125u、リビング、ベットルーム、会議室など
プレジデンシャルスイート:125u、リビング、ベットルーム、会議室など
名実ともに街のシンボルとして君臨してきたソフィテル・ダラット・パレス。ダラットの町の中心、のどかなボート遊びで賑わうスアフォン湖を見下ろす絶好のロケーションに位置する五つ星のリゾートホテルだ。広い庭から見上げる白亜の外観は、名前の通り「ダラットの城」のようないでたちだ。

そんなクラシックホテルの歴史は長い。1922年の開業以来、インドシナの歴史に翻弄されながらも存在感を守ってきた。インドシナ時代、都市計画の中心として建設され、そのコンセプトは西欧の観光客が快適に過ごすことができる最高級のリゾート。そのため、建設当時、資材はフランス本国からサイゴンの港を経由して運ばれるほどのこだわりで、華やかなヴィクトリア様式で建築された。

開業当時、このホテルはフランス政府が統治の証として建設された。そんな創業以来、このホテルは、歴史に翻弄され続けてきた。第二次世界大戦前の世界恐慌時には、フランス本国の援助が途切れて、一時はクローズの危機に。経営の危機は逃れたものの、終戦直前の1945年には日本軍に占拠された。わずか6ヶ月間という短い期間ではあるが、ホテルが日本軍のアジア戦略総本部として利用されたのだ。当時、インドシナ駐留の日本軍は、ここで終戦の玉音放送を聞いて涙したという。

こうしてインドシナの歴史とともに激動の時を経たホテルが、現在の姿になったのが1995年。19世紀の香りを残しながら、すっきりとしたフレンチ・コロニアル・スタイルにリノベーションした。そして、現在はベトナム政府が所有、アコーホテルが運営する。クラッシックホテルの雰囲気を保ちつつ、今も改修が進められており、2007年末には新たなスパ棟がオープンする予定だ。

ダラット特産のワイン。ぶどうとベリーやストロベリー、黒スグリをミックスしたフルーティーなものが主流。
アントン支配人の心配りはホテルのすみずみで感じることができる

ホテル滞在を楽しむ

ベトナム料理クッキングスクール

ベトナム料理クッキングスクール ベトナム料理クッキングスクール ホテルから車で約5分のヴィラで行う料理教室。ホテルの総料理長が、マーケットで買ってきた食材やスパイスの説明から、料理の手順まで楽しく解説する。その場で、試食することも可能。
【日本語のレシピあり/英語のみ】

名産の花料理を味わう

イータブルフラワーと並んで特産物のストロベリーを使ったデザート。Mr.シローオススメのイータブルフラワーを使ったサラダです。 ホテルの庭園を一望するLe Ranbelainsでは、宿泊客の要望に応じてダラットの名産、花を素材とした料理を提供。ダラットの郷土色を生かしたイータブル・フラワー料理だ。味わい豊かな高原野菜とともに饗される味わいは、とてもヘルシーだ。毎晩行われる、ピアノの生演奏とともにゆったりした時を過ごしたい。

ゴルフを楽しむ

ゴルフを楽しむ スアンフォン湖やダラットの町、雄大な山々を望むベトナムで初めてのチャンピオンシップ・コースを持つダラット・パレス・ゴルフ・クラブ。ソフィテル・ダラット・パレスの宿泊者のうち、約40%はプレイを楽しむという。年間を通して、涼しいリゾートでの贅沢な体験だ。
Dalat Palace Golf Club【18ホール、7009ヤード、パー72】