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アラモアナ・ショッピング・センターに隣接するアラモアナ・ホテル。ハワイ全体が上質感のある島へと変貌を遂げる中、アラモアナ・ホテルのあるカカアコ地区もアップグレードが至るところで進んでいる。カカアコ地区には高級なコンドミニアムが新たに建設されており、ショッピング、ダイニングなど新たな施設も登場し、この中でもアラモアナ・ホテルがランドマーク的な存在にある。このアラモアナ・ホテルが大きな変貌を遂げた。 | ![]() |
コナ・タワー、ワイキキ・タワーともリニューアルが完了

レストラン施設もアップグレードを進めた。プールサイドの「ジンジャー・テラス」は「モアナ・ラナイ」としてリニューアル。飲み物に加え、健康を意識した厳選メニューを提供している。プールは夏前に再オープンしており、これに隣接するフィットネス・センターも最新機器を揃え、最近オープンしたところだ。
ロビー周りにある「ザ・マヒナ・ラウンジ」は、「パケレ」と名称を変更してオープン。大人の雰囲気で人気のあったピアノ・ラウンジも午後6時から午後9時までの時間で復活しており、寛ぎ感を求める宿泊客におすすめできるスポットだ。
改装により、特に印象に残る上質さはロビーまわりのアップグレード感だ。ホテル全体のリノベーションにおいて重要な位置付けのロビーの改装は、宿泊客の送迎にふさわしいスケール感と品格を備えたものとなった。ベル・デスクとコンシェルジュ・デスクは大理石のカウンターと明るい木の素材が格調の高さとスマートさを感じさせる。ロビーの家具類もコンテンポラリーなデザインに一新され、配置にもこだわった。これらのアップグレードにより、客室、ロビー共、高い滞在価値を提供するホテルという印象を強めることだろう。
大幅に快適性・質感を向上した客室の改装
客室の改装は昨年秋から開始。以前の雰囲気は跡形も無く、客室内のファシリティをスケールアップし、快適性を増している。具体的には壁掛け型20インチのフラット・テレビやハイスピード・インターネットを導入し、機能性を高めた。その一方で、滞在の印象を左右する客室の壁紙にブルーを採用し、客室に落ち着きある雰囲気を出した。また、ベッドを一新したほか、ベッドカバーやクッションなども華やかな装飾のあるものを用い、高級感を意識している。
さらに、ラナイの柵はこれまで、鉄製のものを使用していたが、今回のリニューアルではガラスを採用。オーシャンビューの客室はラナイに出ずとも室内から海を眺めることができるように、開放感を増したデザインへと変更。客室から正面にアラモアナ・ビーチパークを臨むと客室の内と外が一体感を生み出す、ハワイらしい滞在を演出する工夫が加えられた。
さらに、ラナイの柵はこれまで、鉄製のものを使用していたが、今回のリニューアルではガラスを採用。オーシャンビューの客室はラナイに出ずとも室内から海を眺めることができるように、開放感を増したデザインへと変更。客室から正面にアラモアナ・ビーチパークを臨むと客室の内と外が一体感を生み出す、ハワイらしい滞在を演出する工夫が加えられた。
快適・利便性を備えたホテルへ
改装により、ホテルが着々と進化する一方、以前と変わらないものがある。それは隣接するアラモアナ・ショッピング・センター、そしてコンベンションセンターへのアクセスの良さだ。1000室を超える客室数は、ハワイ、特にホノルルの宿泊事情に一石を投じるだろう。特にその質と規模を兼ね備えた施設は、個人だけではなく団体の宿泊にも最適なホテルとなり得るであろう。
アラモアナ・ホテルは改装前より、ショッピング、ダイニングに重きを置く、脱ワイキキ派のリピーターに定評があったが、前述のカカアコ地区へのアクセスの良さも重なり、今後の需要は更に伸びることが期待される。昨今のハワイ客室不足に、生まれ変わった新しいアラモアナ・ホテルが好影響を及ぼすことは間違いない。
アラモアナ・ホテルは改装前より、ショッピング、ダイニングに重きを置く、脱ワイキキ派のリピーターに定評があったが、前述のカカアコ地区へのアクセスの良さも重なり、今後の需要は更に伸びることが期待される。昨今のハワイ客室不足に、生まれ変わった新しいアラモアナ・ホテルが好影響を及ぼすことは間違いない。