HAWAII 「ディスカバー・アロハ」は来年も踏襲
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ワイキキで初の全室スイートルームホテルが12月に第一次オープン決定
アウトリガー・エンタープライズを中心としたワイキキ再開発プロジェクト、「ワイキキ・ビーチ・ウォーク」。ワイキキで初めて全室がスイートルームとなる「エンバシー・スイーツ・ホテル・ワイキキ・ビーチ・ウォーク」は、同プロジェクトの目玉事業のひとつだ。
ワイキキで初の全室スイートルームホテルが12月に第一次オープン決定

最高の立地と設備が魅力

 エンバシー・スイーツ・ホテルは、ヒルトン・グループの1つとして182軒のホテルを世界に展開し、年間で2500万人が宿泊する巨大ホテル・ブランドだ。全客室がスイートルームというセールスポイントを持っており、ゆったりとした滞在を好むアメリカ人に人気のホテルである。スイートルーム内の部屋の構成は、ベッドルームとリビングルームの2室からなるもの。全客室「スイートルーム」というコンセプトはワイキキで初の試み。また、ハワイでは唯一のエンバシー・スイーツ・ホテルの展開となる。

 エンバシー・スイーツ・ホテル・ワイキキ・ビーチ・ウォークは客室総数421室でフラタワー、アロハタワーと呼ぶ2つのタワーからなる。このうち、海に近いフラタワーは、今年12月6日のオープンを予定。料金は1ベッドルームのスタンダード・スイートで、399.00米ドル(税別)からとなる。

 ハレクラニ、アウトリガー・リーフ・ホテルと通りを挟んで建つ同ホテルは、今回のプロジェクトの旗艦ホテル。なおかつ、ダイニング、ショッピング、エンターテイメント、ワイキキ・ビーチにも徒歩圏内という、最高の立地に位置する。

 ホテル1階にはハワイの有名レストラン「ロイズ」がワイキキに初出店する。また、ワイキキ・ビーチ・ウォークには全米で評判のステーキハウス「ルースズ・クリス」や、130種類以上のビールを提供する「ヤードハウス」など、ワイキキの「食」を変えるテナントの入店も決まっており、周囲の環境と共に充実したホテルライフを楽しめるだろう。

パーソナルな質の高いサービス

 高品質なホテルサービスを約束する設備面も充実している。2つのタワーを繋ぐ4階のグランド・ラナイには、サンデッキ、スイミング・プールを設置。夜はプールサイド・バーでエンターテイメントを楽しめる。そのほか、すべての宿泊客に、「クック・トゥ・オーダー(Cookto Order)」と呼ばれるビュッフェ形式の毎朝食が提供される。これは例えば、卵の焼き方やオムレツの具、ワッフルまで、個人の希望をシェフにその場で伝え、自分好みに調理して貰うことができるスタイル。これまでのパッケージツアーにある「朝食付き」と一線を画す贅沢なサービスだ。なお、この朝食は部屋に持ち帰り、客室で食べることも出来る。

 またフィットネス・センター、ハイ・スピード・インターネットを無料で提供。さらに、アメリカ本土で人気のサービス「マネージャーズ・レセプション」も開催する予定だ。これは毎晩、カクテルなどの飲み物やおつまみを無料で提供するもので、朝食と同様にエンバシー・スイーツ・ホテル・ワイキキ・ビーチ・ウォークの宿泊客に限り、参加することが出来るもの。こうしたあらゆるサービスで、宿泊客が満足のいく滞在を演出する。

ワイキキ・ビーチ・ウォークとは?
ワイキキ・ビーチ・ウォークとは? ワイキキ・ビーチ・ウォークは総額4億6000万米ドルをかけて実施されているワイキキ最大の開発事業で、9万平方フィートもの敷地内に、エンバシー・スイーツ・ホテル・ワイキキ・ビーチ・ウォークをはじめ、計4軒の宿泊施設及び約40店のテナントが入居する一大施設だ。これらのホテル、ショップ、レストラン、タイムシェアは全て同時期にオープンする。また、ショップ、レストラン、エンターテイメント施設などのテナントは、過半数がハワイを本拠地とする企業であるのも特徴的。観光客にのみならず、地元の人々も楽しめる、上質なハワイを感じさせるスポットを目指しており、完成と同時にこのワイキキの中心地は今までとは全く異なる注目のエリアとして、今後の商業発展をリードして行くであろう。