大韓航空機トラブル、27日は422便に影響、28日は5便
国土交通省東京航空局の出先機関である東京空港事務所によると、5月27日に羽田空港を離陸滑走中の大韓航空機の左エンジンから出火したトラブルで、27日に羽田に発着する362便が欠航したことがわかった。内訳は到着便が182便、出発便が180便。そのほか35便が着陸地を変更、25便が出発地へ引き返した結果、計422便に影響が出た。翌28日も、到着便4便と出発便1便の計5便に影響が出たという。
日本航空(JL)は27日、国内線の163便を欠航し、約3万340名に影響が出た。翌28日は青森発羽田行きの1便を欠航し、約170名に影響が出たという。今回のトラブルによる遅延便や欠航便などに関しては、無料で払い戻しや他の便への変更をおこなった。
全日空(NH)は27日に国内線の162便を欠航し、約3万3440名に影響が出た。翌28日は機材繰りの関係で伊丹/宮崎線と新千歳/関空線の2便など計6便を欠航し、約1000名に影響が出たという。払い戻しや他便への変更は、27日については運航状況に関わらず全便で、28日については欠航便に関して無料で対応した。
国交省の運輸安全委員会は今回のトラブルを、危険性に鑑み「重大インシデント」に認定。調査を進めている。