フランス・カーン近郊、モンサンミッシェル、酪農家による道路封鎖に伴う影響(7、20~)
現地時間2015年7月20日(月)、400にも上る酪農家が約200台のトラクターによってフランス北西部の町 カーン(Caen)へのアクセスを完全に遮断いたしました。
酪農家たちは、農林水産大臣が来ないとこの封鎖を解かないと強硬な姿勢を見せております。
これにより、モンサンミッシェルにいたる二つの主要道路も封鎖され、ノルマンディー一帯で大きな混乱が生じております。
酪農家たちは「自分達の商品の価格崩壊に対し、何も策を講じない政府に対して怒っているのだ」と言っており、「これ(道路封鎖)は、カルバドス県の酪農家の意思を伝えるための象徴的な行為であり、平和的におこなっている。」と彼らは主張しています。
これを受け、フランスの最大の観光地の1つであるモンサンミッシェルの駐車場にいたるための主要道路も酪農家たちによって封鎖されており、モンサンミッシェルの駐車場に観光バスが入れないようにしたり、あるいは一度入った観光バスが出られないようにしたりといった封鎖が行われております。
農業と全く関係ない、むしろノルマンディーの有塩バターの購買客でもある観光客が集まるモンサンミッシェルへのアクセスを封鎖するのは、非常に理解に苦しみます。
なお、予告なしに始まったこの道路封鎖等の行為は、現時点において終焉の予告も出ておらず、まだ数日続く可能性もあります。
同地へのご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。