宿泊旅行実施率は前年並み42.7% 日観協の7-9月期観光動向調査

 日本観光振興協会(山口範雄会長)がまとめた2014年9月調査分(7-9月期)の短期観光動向調査の結果によると、宿泊旅行実施率は対前年同期比で0・4%減の42・7%とほぼ前年並みだった。

 宿泊旅行実施率を年齢別にみると、学生を除く20代が2ポイント上昇したことが目立つ反面、20代学生は3.1ポイントも減らした。地域別では関東と関西が好調だったが東北が0.7ポイント減とやや低迷。

 10-12月期の宿泊旅行意向率は同0.8%増の42.1%と微増。こちらも学生を除く20代が8.4ポイントと大きく伸ばし、旅行意欲の旺盛さが際立つ。地域別では引き続き関東、関西が人気になりそう。

 7-9月期で意向が実際の旅行に結び付いた割合を示す実現率は、意向49.8%に対して実績42・7%から85.7%と算出。前年同期比で1.2%数字を落とした。

 調査は一般消費者を対象に四半期ごとに実施。今回のサンプル数は4036。


情報提供:トラベルニュース社