広島県、「平清盛」で商品開発 宮島と呉にドラマ館
広島県と広島県観光連盟は9月29日、大阪市北区の大阪第一ホテルで観光情報説明会を開いた。来年の大河ドラマ「平清盛」の舞台とあって、清盛関連の観光素材を中心に紹介し、商品造成を呼びかけた。
説明会は、午前、午後の2回開催。合計で旅行会社など約30社・部門から、約50人の旅行商品造成担当者らが出席した。
「平清盛」関連では、ドラマの舞台となる宮島と呉市音戸に来年1月14日から1年間、ドラマ館を開設。この2カ所を結ぶ航路「宮島―音戸キヨモリライン(仮称)」の就航も同期間に予定している。大河ドラマ「平清盛」広島県推進協議会は「ドラマ館と航路のパッケージなど着地型商品として提供したい」との考えを持つ。
そのほか、ロゴやキャラクター「ひろしま清盛」、モデルコースの設定や、パンフレットやガイドブックの作成などで広く誘客促進策を展開。同協議会では「キャスト、ストーリーから若年層や女性からの人気が期待されます。来年は広島が売り。確実に入込増が見込めます。ぜひ造成を」と自信を示した。
続いて開いた商談会には現地から14市町の41団体、50人が参加。旅行会社に地域の魅力や体験プログラムを紹介し、会場は熱気を帯びていた。
広島県では来年は平清盛、再来年は全国菓子博の開催、デスティネーションキャンペーンと大きなイベントが続く。同連盟の池上博文常務理事は「広島は勝負の時期を迎えています」と気合いが入っていた。
情報提供:トラベルニュース社