ケニア航空、東南アジア方面の機材を大型化、サファリのピーク期に備え

  • 2009年6月25日
 ケニア航空(KQ)は7月1日から8月31日まで、ナイロビ/バンコク/香港線とナイロビ/バンコク/広州線の機材を原稿のボーイングB767-300型機からB777-200ERに変更し、大型化をする。例年、7月から9月がサファリツアーのハイシーズンであることから、需要の増加を見込んで決定した。座席数はビジネスクラスが28席、エコノミークラスが294席で、これにより以前に比べ、座席数が49%増加することになる。

 KQの東南アジア方面はバンコクまでデイリーで運航し、そのうち月、水、金、土曜日を香港まで、月、水、金曜日を広州まで運航している。昨夏は暴動によりレジャーを中心に需要が落ち込んだが、東南アジアはレジャーのみならず労働者など業務渡航も強く、ナイロビ以遠の利用も多いことから需要が堅かった。さらにレジャー需要が他の主要市場よりも早く回復しており、KQ本社で重視している市場だという。このうち、日本は8割がハネムーナーを含むレジャーだが、今年はサッカーワールドカップの話題でアフリカへの注目が高いことも好影響となり、力強い動きで推移しているという。KQ日本旅客総代理店のグローバルサービスでは機材の大型化にあわせ、旅行会社にてパッケージの造成促進を強化している。