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主要49社、第1四半期の海外は6.4%増、大手中心に好調

  • 2019年8月18日

 観光庁が取りまとめる主要旅行会社49社の旅行取扱概況で、2019年度第1四半期(2019年4月1日~2019年6月30日)における海外旅行、国内旅行、外国人旅行を合計した総取扱額は4.5%増の1兆3045億7249万円となった。海外旅行が6.4%増の5219億9871万円となったほか、国内旅行が2.9%増の7113億4650万円、外国人旅行が7.6%増の713億2728万円といずれも前年を上回った。

 このうち海外旅行では、49社のうちWillerとJAL JTAセールスを除く47社が取り扱い額を報告し、このうち19社が前年を上回った。取扱額が大きかったのはJTB11社の1466億4820万円、エイチ・アイ・エス(HIS)6社の1092億1627万円、阪急交通社3社の621億7063万円など。

 一方、伸び率では旅工房が45.1%増で最も高く、ついでフジ・トラベル・サービスが36.0%増、エボラブルアジアの23.5%増などが続いた。取扱額が100億円を超える企業では、HISの13.6%増が最も高い結果となった。

 また、取扱額が20億円を超える22社と20億円未満の25社を比較すると、上位22社では13社がプラス成長したのに対し、下位25社で取扱額が前年を超えたのは6社に留まり、企業規模によって業況が異なる傾向が見られる。

 このほか、募集型企画旅行では取扱人数が0.2%増の40万543人と横ばいだったが取扱額は9.7%増の1020億5022万円と約1割増。ゴールデンウィークの10連休で長距離の旅行が人気となったこともあってか単価が上昇している。

 なお、6月単月では、海外旅行が3.1%減の1739億3833万円、国内旅行が2.9%減の2273億5031万円と苦戦し、外国人旅行は7.0%増の199億3033万円となったものの、合計では2.6%減の4212億1897万円となった。

 国内旅行、外国人旅行の詳細は関連記事の通り。

主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)

2019年度第1四半期合計
2019年度第1四半期詳細
2019年6月