スイス政観CEO、19年は日本人40万泊へ-ユングフラウ鉄道の大規模再開発にも期待

  • 2019年5月23日(木)

スイス政府観光局CEOのマルティン・ニーデッカー氏 スイス政府観光局CEOのマルティン・ニーデッカー氏が、都内で行われた商談会に合わせて来日し、本誌インタビューに対し日本市場の現状や今後の取り組みについて語った。ニーデッカー氏は2018年1月にCEOに就任し、今回が初来日となる。

 まず日本市場の現状については、「年ごとに増減はあるが将来的には明るい見通しを持っている」との説明。日本人宿泊数は17年に前年比13%増となったものの、18年は6.3%減の38万2585泊と前年割れ。直近の19年1月から3月は同0.9%減と前年並みだが、旅行会社からのヒアリングではピークシーズンの夏季に向けて予約が伸びていることから、「今年は前年比4%から5%増の40万泊をめざしたい」と目標を語った。
 
 ニーデッカー氏はスイスを「プレミアム・デスティネーション」と表現する。アジアでは中国や韓国の市場が拡大しているが、日本人旅行者については「5ツ星ホテルなどを利用してもらえるクオリティートラベラーとして重視している」と強調。そのうえで、日本市場でのターゲット層として「自然を愛する旅行者、ラグジュアリートラベラー、鉄道旅行などのアトラクションを楽しむツアー」を挙げた。加えて、グループよりもFITが増えていることから、若者層などに洗練されたユースホステルなど新しい素材も提案していく考えを示した。

 鉄道旅行については現在、日本人にも人気のユングフラウ鉄道が総額4億7000万スイスフラン(約517億円)を投じて、グリンデルワルト・グルントの再開発や新型ゴンドラルートの建設などを進めており、ニーデッカー氏も「このプロジェクトには大きな期待をかけている。完了後は、アクセスがさらに改善されるため冬季シーズンの旅行需要喚起にもつながるのではないか」と期待感を表した。

 また、スイスの課題のひとつが夏期シーズンの需要の集中。ニーデッカー氏は「オーバーツーリズムの問題にもつながる」との認識を示したうえで、「日本の旅行業界に向けて、他の季節の商品についての情報を発信し、訴求を強めていきたい」と発言した。

 このほか、季節の分散化に加えてアウトドアをはじめとする現地体験の多様化も進めていきたい考え。ニーデッカー氏は「スイスは九州とほぼ同じ国土しかないが、4つの言語があり、文化も多様性に富んでいる」とスイスの特徴をアピール。また、鉄道網が発達しているため、「どこへでも簡単にアクセスできる。鉄道旅行が好きな日本人には楽しいデスティネーションだろう」と続けた。さらに、公共交通機関で実施している荷物の宅配サービスなどを例に挙げ、観光立国として旅行者向けにさまざまなサービスを提供している点も強みだとした。
 
 「スイスと日本の旅行業界はこれまで長い期間に渡って良好な関係を築いてきた。スイスの現地サプライヤーは日本人旅行者に合わせたさまざまなサービスを提供している。今後もこの関係を持続させていきたい」とニーデッカー氏。日本の旅行会社に向けては「ぜひ新しいスイスを発見してほしい」とメッセージを送り、新しい商品開発とそれに伴う送客に期待を寄せた。

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