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グアテマラ / 「フエゴ火山」噴火に伴う影響  ※在グアテマラ日本国大使館 発出情報

  • 2018年6月7日

 既にテレビや新聞等で報道されておりますように、グアテマラの「フエゴ山」の噴火により、残念ながら多くの死者・行方不明者が出ております。現地では今も懸命な救援活動が続けられております。

 在グアテマラ日本国大使館からも、現場近くへは近づかないよう注意喚起が発出されております。

 現在、グアテマラにご滞在中、また近日中にグアテマラへのご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。

在グアテマラ日本国大使館

フエゴ火山の噴火について(第3報)

1. 被害状況
フエゴ火山噴火の被害は、5日13時現在、死亡者70名、負傷者46名(CONRED: グアテマラ国家災害対策調整委員会参照)となっています。

2. インフラ

(1) 道路
 国道14号線(サカテペケス県アンティグア市~エスクィントラ県エスクィントラ市)は、同国道93km地点のラス・ラハス橋が火砕流に飲み込まれたことから、再開のめどは立っていません。

 パリン高速道路~エスクィントラ、およびCA-9(エスクィントラ市内~プエルト・ケツァル港)は、通行可能です。

(2)空港
 首都アウロラ国際空港を離発着する航空機については、平常通りの運航となっています。

(3)電気
 概ね復旧していますが、被害が大きかった一部地域では、停電が続いています。

3. 観光地
 観光庁(INGUAT)によると、現在、フエゴ火山北西部に位置するアカテナンゴ山は、現在入山禁止となっています。

 ただし、その他の観光地(ティカル国立公園、セムクチャンペイ、アティトラン湖、ケツァルテナンゴ、パカヤ火山、等)は本災害の影響を受けていないと発表しています。

 また、アンティグア市も、少量の火山灰が積もっている他は、問題がないことです。

4. 政府の動き
 グアテマラ政府は、チマルテナンゴ県、サカテペケス県、エスクィントラ県の3県に対し、災害事態宣言(Estado de Calamidad)を発出しました。

 これによる邦人の皆様への影響は限定的ですが、現在、軍および警察が設定している立入禁止区域に無断で進入した場合、令状無しで拘束される場合があります。

5. 皆様へのお願い

(1) 危険地域(特にフエゴ山南麓)には近づかないでください。

(2) 当局が封鎖している立入禁止区域には、無断で進入しないでください。

(3) 傾斜のきつい山の斜面に堆積した火山灰は、わずかな雨量でも泥流やさらに激しい土石流が発生することがあります。火山灰が降り注いでいる地域では、降雨による土石流の発生に注意してください。

在グアテマラ日本国大使館
電話: 2382-7300(代)

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今般、グアテマラのフエゴ山の噴火により、多くの人命が失われたことに心より哀悼の意を表すると共に、被災された方々に対しお見舞いを申し上げます。

 被害に遭われた方々の速やかな恢復と被災からの復興が図られることを祈念いたします。

一般社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会

情報提供:株式会社ラティーノ日本海外ツアーオペレーター協会