ウラジオストクのカフェ 　エス・ティー・ワールドはこのほど、極東ロシアのウラジオストクを訪れる9月23日発の女性向けパッケージツアーを発売した。独自に開始した「ウラジオストクプロジェクト」の一環で、日露両政府が進める観光交流拡大に向けた取り組みの追い風を受けて、「日本から最も近いヨーロッパ」への送客増をめざす。

　ツアーの商品名は「2時間で行くヨーロッパ♪壁画アートの港町で『フォトジェニックな街歩き』と、オリガおばさんから教わる『ロシア母の味』極東ロシアで女子旅4日間」。滞在中はロシア料理教室でピロシキ作りを学ぶほか、現地のカフェや雑貨屋などを楽しむための自由行動日も設ける。

　旅行代金は燃油サーチャージ込みで1名あたり12万8000円。空港諸税などは別途徴収する。フライトはS7航空（S7）の成田／ウラジオストク線のエコノミークラスを、ホテルは「アジムートホテルウラジオストク」を利用。添乗員は同行しないが、現地での移動やロシア料理教室には日本語話者のスタッフが付いてサポートする。取扱人員の目標は10名で、最少催行人数は6名。なお、同ツアーは女性向け商品として販売するが、男性も参加できるという。

　「ウラジオストクプロジェクト」ではそのほか、提携するキュレーションサイト「TRAVEL PLANET」でウラジオストクの観光情報を提供。定期的に開催しているイベント「旅の学校」では、7月26日に同サイトを運営するBUZZPORT代表取締役社長の江藤誠晃氏を招いて、ウラジオストクに関する講義を実施する。