プリンセス、20年度に向け日本発着拡大、大型船か2船体制で

  • 2017年7月3日(月)

堀川氏  プリンセス・クルーズの日本オフィスを務めるカーニバル・ジャパン代表取締役社長の堀川悟氏は、横浜港の大黒ふ頭に停泊中の「マジェスティック・プリンセス」(14万3000トン、客室数1780室、乗客定員3560名)の船内で開催した同客船の日本初寄港記念イベントで、日本発着クルーズの供給量を今後も増やす考えを示した。20年度を目途に、配船する客船を現在の11万トン級から14万トン級に大型化するか、現在の1船体制から2船体制に増やすことを検討しているという。

 同社は今年度は「ダイヤモンド・プリンセス」(総トン数11万5875トン、客室数1353室、乗客定員2706人)で、4月から11月まで28本のクルーズを予定しており、送客目標は7万5000人。いずれもほぼ満室と、予約は好調に推移しているという。

横浜港に停泊中のダイヤモンド・プリンセス(4月20日撮影)   18年度についても同船で、メンテナンスとシンガポール発着クルーズを予定する12月下旬から2月上旬までを除く期間に38本を予定。堀川氏によれば「満室の場合は10万人を送客することになる」という。19年度はメンテナンス期間以外の全期間で日本発着クルーズを実施する予定で、同氏によれば「1年間配船するので、12万人程度は送客できるのでは」との考えだ。

 ダイヤモンド・プリンセスの乗客のうち、日本人は全体の約6割を占めており、残りの約4割は米国、オーストラリア、英国などの欧米人。堀川氏は「日本発着クルーズは日本人と外国人の両方に支えられている」と強調し、今後も需要の拡大が見込めると自信を見せた。

マジェスティック・プリンセス。横浜ベイブリッジを通過できないため、大黒ふ頭の貨物用岸壁に着岸した  堀川氏はそのほか、日本には100以上の港があるものの、11万トン級の客船が入港できる港は35港程度に限られることから、国土交通省などが官民を挙げて国内の港湾の開発を進めていることに期待を示した。プリンセス・クルーズは現在、14万トン規模の客船を3隻発注しており、19年度、20年度、22年度にそれぞれ運航を開始する予定。

 日本では旅行会社経由でクルーズを販売していることについては「リピーターが増えており、お客様の半分は来年も戻ってきていただける。お客様に旅行商品が受け入れられているということだと思う」とコメント。旅行会社の販売力が客室供給量の増加につながっているとの見方を示した。

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