週間ランキング、1位はヒルトン社名変更-震災から6年

  • 2017年3月10日(金)

[総評] 今週は、ヒルトン・ワールドワイドが「ヒルトン」に社名を変更したという記事が1位になりました。ヒルトンがまったく別の名前になるのかと思ってクリックしてみたら、という方が多かったかもしれませんが、それでもやはり名前というものは極めて重要です。

 例えば「名は体を表す」という言葉があったり、姓名判断が占いの重要なコンテンツになっていたりするわけですが、名前とその名前を持つ人物や組織などの性格や特性がリンクするという考え方は世間でも一般的といっていいでしょう。

 その名前でずっと呼び続けられるのだから自然と影響を受けるもの、といった考え方にも違和感は覚えません。もちろん人であれ組織であれ、「そうなって欲しい」と願って名前を付けるとすれば「そうなるように」育てるのが当然でしょうけれども、なんとなくそれだけではなくて自己暗示のような効果もあるような気がします。

 また、以前にも書きましたが名前を付けるという行為は、そのものを「存在させる」行為でもあります。どういうことかというと、名付けるということは基本的にその前には名前がなかったことを意味するわけです。名前がないということは、自分の名前がなくなることを想像してみると分かりやすいはずですが、他の同質のものと区別する一番の手段がないということです。

 例えば猫を飼うとして、名前がなければ「猫」という生き物の1匹でしかありません。さらに、「猫」という総称がなければ猫を猫と認識することすらできなくなります。いってみれば、名付けという行為は真っ白な紙にマジックで輪郭を描いて余白と区別するようなもので、そう考えると仕事でも組織の名前を変えたり商品名を考えたりすることの重みが増すように思われます。

 さて、今週はこのほか8位に安全確保に関する記事が入っていますが、安全といえば本稿を書いているのが3月10日で、11日には東日本大震災から6年を迎えることとなります。

 当欄を読み返しますと、翌日の3月12日が土曜日であったため震災当日に原稿を書いていたはずなのですが、正直なところ気が動転していたためか記憶があやふやで、揺れの最中の様子や、家族と連絡が取れない中で不安な思いをしながら歩いて帰宅したことばかりが鮮明に思い出されます。

 また、その12日の原稿では「備えあれば憂いなし」を思い知らされた、被災した体験を生かして備えをしなければ、といったことを書いていましたが、結局のところ家族用の防災用品すらほとんど入手していないのが実情で、恥ずかしい思いがします。

 節目を迎えるに際して犠牲になった方々や被害にあわれた方々に思いをいたすとともに、当時の辛さや不安を反芻し、いつか来るであろう次の災害では、個人としても社会人としてももう少しましな行動ができるようにしなければならないと反省するばかりです。

 読者諸兄姉におかれては私のような体たらくはありえないのかもしれませんが、訪日外客数4000万人を目標に掲げ、また海外旅行の復活もめざしていく中で、安心や安全についての取り組みはますます重要になります。トラベルビジョンでも、リスク対策に関する取材を強化していく予定ですので、是非ご活用いただければ幸いです(リンク)。

 なお、来年は10日が土曜日のようですが、私自身も今年と同じような惨めな反省を書かなくて済むよう努力したいと思います。(松本)


▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2017年03月03日0時~03月10日11時)
第1位
ヒルトン、社名を改称、会員プログラムも(17/03/07)

第2位
KNT、4月に「関西MICE」支店、インセンティブなど強化(17/03/08)

第3位
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第4位
GW海外旅行、人気上昇1位はカトマンズ-DeNAトラベル(17/03/07)

第5位
主要49社、16年3Q累計の海外旅行は4.9%減、単価は7.2%減 (17/03/06)

第6位
JTB、レゴランドのパートナーに、排他契約-専用商品も(17/03/05)

第7位
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第8位
邦人の安全確保に「旅行会社も巻き込む」-外務省・石瀬氏(17/03/07)

第9位
タイ国際航空、夏ダイヤで成田、新千歳線を減便、期間限定で(17/03/06)

第10位
政府、旅館業法改正案を閣議決定、罰金上限大幅上げ(17/03/07)

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