クイーン・エリザベス、19年春に初の横浜発着クルーズを2本

  • 2017年3月1日(水)

(左から)カーニバル・ジャパンの堀川氏、国交省港湾局長の菊地氏、横浜市港湾局局長の伊東氏、カーニバル・ジャパンの児島氏  キュナード・ラインは2019年春に、客船「クイーン・エリザベス」(QE。9万900トン、乗客定員2081人)で横浜発着クルーズを2本実施する。1本目は4月19日から28日までの9泊10日で、函館、秋田、金沢、境港、釜山、熊本の八代の6港に、2本目は4月28日から5月5日までの7泊8日で、広島、釜山、長崎に寄港する。函館、秋田、金沢、境港、八代への寄港は今回が初めて。なお、5日以降は横浜からアンカレッジ経由でバンクーバーに向かうクルーズを実施し、7日に青森に初寄港する。

 QEは17年3月に初の日本発着クルーズとして神戸発着クルーズを、18年3月に大阪発着クルーズを、それぞれ7泊8日で1本ずつ実施する計画。いずれもQEのワールドクルーズの途中で日本に寄港する区間クルーズだが、19年はQEを日本に配船することで、区間クルーズよりも多くの船室を日本人に提供できるようになる。

児島氏  同社の日本市場での販売などを担うカーニバル・ジャパンでキュナード・ライン事業部長を務める児島得正氏は、3月1日の記者会見で「19年は次世代に投資するため、QEのワールドクルーズを中止し、大きく戦略を転換する」と説明。同社が「伸びしろが大きい将来のソースマーケット」と位置づけるオセアニア、北米、日本で、現地発着クルーズを実施する旨を語った。なお、19年のワールドクルーズは客船「クイーン・メリー2」と「クイーン・ヴィクトリア」で実施する。

 同氏は日本を重視する理由として、キュナード・ラインのアジア市場における取扱人員の8割が日本人であること、同社の主な利用者である欧米人の強い訪日需要があること、QEが日本で高品質なブランドとして認知されていることなどを挙げた。日本発着クルーズを契機に、地中海やバルト海、北欧、カリブ海、北米などへのフライ&クルーズを浸透させたい考えだ。

次ページ>>>横浜発着クルーズの8割は日本人、GWは現役世代の取り込みも

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