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ホーランドアメリカ、18年も横浜発着クルーズ、目標300名

  • 2017年2月26日

フォーレンダム  ホーランドアメリカラインは2018年4月11日から25日にかけて、客船「フォーレンダム」(総トン数:6万1214トン、乗客定員:1432人)で日本発着クルーズを実施する。横浜から奄美大島、那覇、上海、博多、釜山、広島、高松、大阪、清水を巡り、横浜に寄港する14泊15日のコースで、博多、高松、広島は今回が初寄港。広島から高松までは中型客船の小回りを活かし、瀬戸内海を航行する。このほどシーボーンクルーズと共催したセミナーで発表した。

林氏  ホーランドアメリカラインの日本総代理店を務めるオーバーシーズ・トラベル(OTA)本社営業部クルーズマネージャーの林文雄氏は本誌の取材に応え、同クルーズは前米国大統領のバラク・オバマ氏が訪問した広島や、富士山が見える清水港などに寄港することから、米国人を中心に外国人の人気が高いことを説明。その上で「日本人用の客室は確保した。300名以上に販売したい」と目標を示した。

 クルーズは横浜発着コースとして販売。高松、大阪、清水で途中下船できることから、横浜発高松着などの区間クルーズも販売する予定だ。すでに旅行会社に対するセールスを開始しており、数社がパンフレットを造成中という。

 ホーランドアメリカラインは今年の4月11日から25日についても、「フォーレンダム」で日本発着クルーズを実施する予定。横浜発着で大阪、那覇、石垣、済州、仁川、宮崎を巡るもので、林氏によれば乗客の7割は米国人。日本人は100名以上が参加する見込みだ。

 このほか、セミナーではOTAがホーランドアメリカラインの新造船を紹介。昨年に就航した客船「コーニングスダム」(総トン数:9万9500トン、乗客定員2650名)と同型の「ニュースタテンダム」が18年11月に就航予定で、さらに21年にももう1隻の同型船が就航を予定していることを説明した。


▽シーボーンも新造船、18年に5隻体制

シーボーン・アンコール  林氏は、OTAが優先販売代理店を務めるシーボーンクルーズについてもプレゼンテーションを実施。昨年12月に就航した客船「シーボーン・アンコール」(総トン数:4万350トン、乗客定員600名)に加えて、来年5月には同型船の「シーボーン・オベーション」が就航し、5隻体制になることを説明した。同氏は4万トン級の客船が2隻増えることで、5隻計で2550名の乗客に対応できることを強調した。