インフィニ、バーチャルカード決済導入、安全と「収入源」訴求

  • 2016年12月12日(月)

(左から)インフィニの藤木氏、Travelfusionのラフィアー氏、IACEトラベルの西澤氏 インフィニ・トラベル・インフォメーション(インフィニ)は12月9日、「INFINI Virtual Card Payments(INFINI VCP)」の提供を開始した。予約発券ツールの「INFINI LINX PLUS」と連動して電子決済のためのバーチャルカードを発行し、自動CCCF発券を可能にするもの。2014年から提供しているLCC予約機能「INFINI LCC Search」を共同開発した英国のTravelfusion社のサービス「tfCB」に、日本市場向けのカスタマーサポートを付加した。

 同日に開催した記者発表会見で、インフィニ代表取締役社長の藤木悟氏は「コミッションバックにより、旅行会社には新たな収入源を提供できる」と説明。導入のメリットをアピールした。今後は航空券に限らず、ホテルやレンタカーなど、決済対象を広げる考え。

 バーチャルカードとは精算において利用額や利用期限などを制限できる電子商取引のための決済カード。INFINI VCPはPNRに保存済みの運賃データや支払手段を読み取り、指定した運賃額の範囲で利用可能な1回限りのバーチャルカードを発行し、自動でCCCF発券処理をおこなう。

 INFINI VCPの特徴は、国際的セキュリティ基準のPCIDSSに準拠した安全なクレジット決済ができることや、3ステップで発券処理が完了する簡単さ、カード情報や精算状況のレポートサイトの提供、利用額に応じたコミッションバックなど。同サービスにおけるカードホルダーはTravelfusionとなる。Travelfusionには一定額のデポジットを預ける必要があるが、コミッション収入を得ることが可能だ。今後はIATA代理店向けに同サービスを提案し、年間5件から6件の導入をめざす考え。

 この日の会見には、ローンチカスタマーとして同サービスを一部店舗で試験的に導入しているIACEトラベルの代表取締役の西澤重治氏と、TravelfusionCEOのモシェ・ラフィアー氏が出席。西澤氏は「今までと変わりなく効率よく使用できる」と述べたほか、コミッションバックにより、社員の意識が高まったことなどを説明した。今後は日本国内の全店舗への導入を進めるという。

 ラフィアー氏は安全性やコミッション収入が得られる点に加えて、日本円による決済ができる点などもアピール。「tfCB」については現在の導入先は欧州の業務渡航系旅行会社やOTAが中心だが、今後は世界規模で導入を拡大したい考えを示した。

 なお、日本市場における航空券のバーチャルカード決済については、今年11月にトラベルポート系のeNett International社が、アクセス国際ネットワークとの提携を発表している。

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