読者モデル田中里奈さんが台湾ガイドブック、業界セミナーも

  • 2016年7月12日

(左から)田中里奈さん、日本旅行業協会(JATA)理事長・日台観光促進協会会長の志村格氏 読者モデルなどの分野で活躍する田中里奈さんは7月8日、ガイドブック「田中里奈の週末台湾」を出版するとともに、日台観光促進協会のセミナーに登壇した。田中さんは、2013年に1冊目の台湾ガイドブック「田中式 旅の教科書 台湾」を出版し、これまでに10回訪台するなど台湾通。新しい「田中里奈の週末台湾」では若い女性向けに、気軽に行って楽しめることをテーマとして田中さんの目で見た魅力を紹介しているという。

 一般的なガイドブックなどとの違いは「ありのまま」の台湾を集めている点。例えば、女性が好むファッション関連の情報も、普通のガイドブックなどではチャイナドレスが買える場所が掲載されているが、本当に望まれるのは普通のかわいい洋服の情報であり、重要なのは「ザ・台湾」といったものではなく実用的であることという。

 田中さんによると、台湾でも「韓流」があり今は現地のショップでもその影響を受けた商品が多いが、「それが流行するのもひっくるめて今の台湾」として捉えるべきとの考え。また、古い建物を活かしつつ内部をリノベーションしたおしゃれなショップやカフェが急増しているなど、3年程度でも大きく変化している点にも触れ、情報には「賞味期限がある」と語った。

 このほか、若い女性層へアプローチする際に意識すべき点として「写真」も挙げ、インスタグラムなどソーシャルメディアでの共有といった欲求もあってフォトジェニックであることが重視されると指摘。インスタグラムについては、ハッシュタグを活用して世代やセンスが近い現地ユーザーを見つけ、その人の他の投稿からさらに旅行情報を集めるといった活用もされていることを紹介した。