AF/KL、日本への投資継続-以遠やFIT需要の取込強化

  • 2016年3月17日(木)

KLのピーター・エルバース氏  KLMオランダ航空(KL)代表取締役社長兼会長のピーター・エルバース氏は、3月17日に開催したプレスブリーフィングで、エールフランス航空・KLMオランダ航空(AF/KL)として、日本市場に対する投資を継続しておこなっていく方針を示した。同氏は「日本市場は我々にとって重要な市場」と強調した上で、「今年のAF/KLの夏ダイヤの運航便数は最大38便で、昨年夏ダイヤ比では減便するが、日本から撤退するのではない。新機材の投入など、今後も投資を続けていく」と語った。

 16年の夏ダイヤで、AFは日本/パリ線のうち羽田線を15年夏比で3便減の週10便、成田線を増減なしの1日1便、関空線を1便減の週6便で運航。KLは日本/アムステルダム線のうち成田線を3便減の週8便、関空線を増減なしの1日1便で運航する。福岡線は週3便で運航していたが、今年1月4日から運休した。

 同氏はAF/KLの15年(1月~12月)の連結業績を振り返り、「AF、KLともに利益を上げることができ、2本足でしっかり立てるような財務状態になった」と説明。今後は利益を機材への投資などに活用していく方針を述べた。AFでは今年の1月12日から、一部を除く日本路線に新座席を搭載したボーイングB777-200型機とB777-300型機を、KLでは3月3日から関空/アムステルダム線にB787-9型機をそれぞれ導入しており、こうした取り組みを今後も続けていく。

AF/KLのパトリック・アレクサンドル氏 AF/KLのステファン・ヴァノヴェルメール氏  AF/KL上席副社長・旅客営業マーケティングおよびアライアンス部門最高責任者のパトリック・アレクサンドル氏は、昨年11月13日にパリで発生した同時多発テロ事件の影響として、発生から12月末までに、売上ベースで約1億2000万ユーロの損害があったと説明。ただし、今年の2月時点では、昨年と同様のレベルまで回復しているという。日本路線については同社日本支社長のステファン・ヴァノヴェルメール氏が「減少しているが、回復傾向にある」と説明。ゴールデンウィークの予約については15年並みまで回復しており「明るい兆しが見えた」と語った。

 ヴァノヴェルメール氏は、日本市場ではシニア層によるパッケージツアーなどの団体旅行が多い旨を説明した上で、テロ以降の団体旅行減を踏まえてFIT層の取り込みをはかる考えを示した。さらに、今後はパリやアムステルダム以遠の需要の取り込みに注力する方針で、オンラインでのマーケティングを強化していく。若者やFIT層に人気のスペインや、シニア層に人気のイタリアなどの欧州に加え、南米などを旅行先として訴求する考えだ。エルバース氏も「AF/KLは欧州のネットワークを拡張している」と話し、KLが夏ダイヤでドレスデンやバレンシアなど8都市に新規就航したことを紹介した。

 このほか、エルバース氏は日本における他の航空会社との協業についてもコメントした。同社が加盟するスカイチームには日本の航空会社は加盟していないが、同アライアンスの大韓航空(KE)が日本各地から仁川線を運航していることから、AF/KLの仁川/パリ、アムステルダム線などとあわせて利用できるという。加えて、AFが日本航空(JL)と共同事業を展開していることなどから「日本では相応のプレゼンスがある」との考えを示した。その上で、スカイマーク(BC)との協業については「話はしていない」と説明した。

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