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15年のグーグル検索、海外は「台湾」が最多-訪日は「Tokyo」

  • 2016年1月19日

 グーグルは先ごろ、2015年の旅行業界の検索動向を発表した。調査期間は15年1月1日から11月30日までで、日本語による検索を対象とした「国内旅行動向」と、英語による検索を対象とした「インバウンド旅行動向」の2部門で調査を実施。日本語検索の「海外観光地ランキング」の1位は「台湾」、「国内観光地ランキング」の1位は「ディズニーランド/ディズニーシー」となり、英語検索の「日本の地名検索ランキング」の1位は「Tokyo」となった。検索総数は非公開とした。

 12月に開催した記者説明会で、同社旅行業界インダストリーアナリストの香川美菜氏は日本語検索による「国内旅行動向」の傾向として、モバイル端末による検索が増加した旨を説明。検索数は例年のピークであるゴールデンウィークと夏休みに加えて、今年はシルバーウィークの検索数も多かったという。

 「海外観光地ランキング」1位の「台湾」に続く2位は「ハワイ」で、3位は「韓国」となった。海外の観光地の検索動向として香川氏は、「情勢が安定している地域の検索数が増えている」と説明。タイやベトナム、香港などアジア諸国の一部が増加している一方で、欧州などは減少していると伝えた。

 「国内観光地ランキング」1位の「ディズニーランド/ディズニーシー」に続く2位は「USJ/ユニバーサルスタジオジャパン」で、3位は「沖縄」。検索数については、海外の観光地は概して、前年からの伸びが緩やかだったものの、国内の観光地は2位のUSJが前年比38%増、沖縄が35%増となるなど、大幅に上昇した。


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