JATA旅博と旅フェア日本が統合、「ツーリズムEXPOジャパン」に

観光立国に向けオールジャパン
めざすは「世界一」の旅行イベント

  • 2013年11月9日(土)

ツーリズムEXPOジャパンロゴ 日本観光振興協会(日観振)と日本旅行業協会(JATA)は2014年、それぞれがこれまで個別に主催してきた「旅フェア日本」と「JATA旅博」を統合し、「ツーリズムEXPOジャパン」として開催する。両団体が11月8日、旅フェア日本2013の開幕に合わせて記者会見を開催し、統合を発表した。日本の旅行・観光産業が連携・協力して需要喚起に取り組むねらいで、ドイツのITBベルリン、イギリスのWTMロンドンを上回る世界一の旅行関連イベントをめざす。

 日観振会長の山口範雄氏は現在の日本について、「世界のマーケットがこれだけ大きくなっていく中で、我が日本はやや立ち遅れ気味。海外からのお客様がみえる数としても世界33位。アジアでも10位」であるとし、「世界のGDP第3位の国として、残念ながら観光としては先進国とはいいがたい」と指摘。その上で、統合により「オールジャパンで需要開拓をしっかりやっていきたい」とし、両団体の強みを活かしながら、国内外に「観光立国日本」をアピールしていきたい考えを示した。

 また、JATA会長の菊間潤吾氏も相乗的な効果を創出することで、観光立国に寄与することに意欲を表明。特に、国外には日本市場の存在感を示し、旅行業関係者には情報交換や商談の機会を提供するとともに、消費者には「旅の力」をアピールしていく。今年、国連世界観光機関(UNWTO)がJATA旅博を、ITBベルリン、WTMロンドンに続いてアジアで初めて包括的パートナシップ協定の締結先イベントとして選択したことも追い風にしていく。

(右から)日観振会長の山口範雄氏、JATA会長の菊間潤吾氏 新イベントの規模は、出展企業・団体の重複もあるため、JATA旅博2013の出展コマ数が1353コマであったのに対して、1400コマから1500コマの見込みと大幅な増加ではない。来場者数も旅フェア日本2012が9万3099人、JATA旅博2013が13万1058人で、ツーリズムEXPO2014は15万人程度の想定。ただし、UNWTO事務局長のタレブ・リファイ氏からはITBベルリンに次ぐ世界2位の規模と評価されたといい、山口氏は「ITBベルリンを超えて、めざすは世界一」と意気込みを語った。

 なお、「ツーリズムEXPOジャパン2014」は2014年9月25日から28日の4日間、東京ビッグサイトの東展示棟と会議棟で開催。観光会議、展示、商談会、顕彰事業、前夜祭の5事業を柱とする形で、今年のJATA旅博と同様の形態をとる。

 運営は「ツーリズムEXPOジャパン組織委員会」がおこない、委員長は山口氏、副委員長に菊間氏が就任。組織委の下には実行委員会を置き、委員長に菊間氏、副委員長にJATA副会長の田川博己氏と日観振理事長の見並陽一氏が就いた。田川氏が委員長代行として議長を務める。事務局はJATA内に設置した「ツーリズムEXPOジャパン推進室」が担う。

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