成田、23時台の離着陸制限を緩和-悪天候での遅れなどで着陸可能に

  • 2013年3月31日(日)

 国土交通省航空局と成田国際空港(NAA)は、3月31日から、NAAの23時台の離着陸制限(カーフュー)を緩和すると発表した。これは、国、千葉県、成田空港周辺9市町、NAAで構成する「成田空港に関する四者協議会」での合意に基づくもの。対象となる航空機が最小限になるようNAAが航空会社の指導を強化することや、騒音地域住民の健康影響調査、カーフュー発生時の迅速な情報提供の徹底などの遵守が前提だ。

 NAAでは昨年12月に「成田空港の離着陸制限(カーフュー)の弾力的運用について」の案を提示し、地元自治体などと話し合いを進めてきた。NAAの航空機離着陸可能時間は原則6時から23時だが、今までは台風や大雪などで成田空港全体が影響を受けるなど「緊急またはやむを得ない事態」の離着陸や、成田空港が原因で着陸が遅れた場合のみ、時間外の離着陸が可能だった。

 今回の合意では、既存の条件に加え、成田空港や出発空港などでの悪天候や急患、空港の機能障害、異常事態、運航の安全確保など「やむを得ない理由」が原因の場合、23時台の離着陸を可能とした。具体的には、上記の理由による出発空港での遅延や、他空港に一時退避したことによる遅延、玉突き遅延、成田に引き返す場合の着陸を対象とする。さらに、異常事態や運航の安全確保などのために遅延が生じた航空機の離着陸も対象に含む。

 対象外となるのは、メンテナンス不備や作業の遅れなど、航空会社側の都合で遅延が生じた場合。また、恒常的な遅延を改善しない航空会社についてはNAAが指導をおこなう。例えば夏期ダイヤで恒常的な遅延を改善しない場合、冬期ダイヤでのスケジュール調整を指導。それでも改善が認められない会社については次の夏ダイヤ以降で弾力的運用の対象外とする。

 料金は割引前の着陸料を基準に、その1倍相当額をペナルティーとして支払う。上乗せ分は関係市町村の騒音対策や地域振興対策に充当する。申し込みは、原則出発空港のスポットアウトの時刻までにNAAに連絡するとした。

 NAAでは運用開始に伴い、実施状況について、航空会社や便名、離着陸時間、遅延理由を取りまとめて毎月公表するとともに、また、3ヶ月毎に関係市町に対し実施状況を報告。運用開始から1年後には関係市町の意見を踏まえて効果検証をおこない、結果を公表するとしている。具体的な手法については早急に検討する考えだ。

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