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初代社長に島耕作? 山口県が観光PRで任命、岩国空港開港CPアピール

 12月13日に開港する岩国錦帯橋空港を利用し首都圏から多くの観光客に来てもらおうと、山口県は11月9日から「岩国錦帯橋空港開港記念 やまぐち往還観光キャンペーン」を開始した。

 同日、東京の東京丸ビルホールで開いた記者発表会で山口県の山本繁太郎知事は「山口県は全国で初めて観光部門を民営化し、株式会社おいでませ山口県を設立します」と、架空の民間会社の発足を宣言。初代社長には島耕作を起用したことを報告した。

 「島耕作」作者の弘兼憲史さんは山口県岩国市の出身。キャンペーンで「山口のいいところを知ってもらえるのを嬉しく思っています」。

 キャンペーン第一弾として、山口県内の旅館ホテルや飲食店で特典が受けられる「株主様ご優待券」5万枚を新空港や東京・日本橋の「おいでませ山口館」などで配布する。配布期間は、岩国錦帯橋空港が開港する12月13日から2013年5月31日まで。

 発表会には山口県出身のタレントの松村邦洋さんと宮本和知さんが出席。それぞれ架空会社おいでませ山口県の「食べちょる課長」と「楽しんじょる課長」に就任。トークショーでは松村さんが山口県選出の安倍晋三・自民党総裁の物まねなどで会場を盛り上げながら、山口に来たら「フク、瓦そば、岩国ずしがお勧めです」。宮本さんは「周防大島を訪ねてほしい」と見どころを紹介していた。

 岩国錦帯橋空港と羽田空港は、全日空が1日4往復させる。山口県には山口宇部空港があり、開港後は両空港を利用することで新たな周遊観光コースの開発も期待されている。


情報提供:トラベルニュース社