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DS模擬問題:ミャンマー パゴダ参拝とビルマ暦の八曜日占い

  • 2009年12月7日
問 パゴダ参拝の際、知っていると役立つことは次のうちどれか

A 自分の生まれた月
B 自分の生まれた日
C 自分の生まれた曜日
D 自分の血液型
                                  
                                 
                                         
−−正解は下記へ
                    
                                
                       
ココに注目!




▽パゴダ参拝の前に誕生曜日の確認を

 国民の約9割が仏教徒という仏教国ミャンマー。国の至る所に無数の仏塔(パゴダ)があり、朝な夕なと参拝者の姿が絶えることがない。観光名所化しているところも多いので、旅行者でも一度はパゴダを訪れる機会があるだろう。どうせなら見学するだけでなく、参拝もしてみたいと思うのが、同じ仏教国民の性というものだ。

 パゴダの周りにはいくつかの祭壇があり、まずはここに人々が集まっているはず。祭壇は8つあり、どの祭壇に行くかはその人の生まれた曜日によって決まっている。これは、ミャンマーに古くから伝わるビルマ暦によるもの。水曜日を午前と午後の2つとし、1週間を8つに分けた八曜日が基本となっている。各曜日には守護動物や方角、支配星などが決まっていて、祭壇には各守護動物の像が置かれているのだ。例えば月曜日生まれの人は、東に置かれている祭壇でトラの像に水をかける、ということになる。祭壇では水をかけるほか、花、ロウソク、線香も供えるが、これらお参りセットは仏塔周辺で売られているので好みで購入しよう。

 また、仏塔内は土足厳禁。靴下も脱がねばならず、裸足が基本となっている。パゴダによっては靴入れ用のビニールを用意してくれたり、預かってくれるが、自分で袋を持参して持ち歩くのが賢明だろう。また、男女とも極端に肌を露出した服は避け、仏教を冒涜するような言動も慎むべし。当たり前のことだが、むやみに僧侶に触れるのもマナー違反となる。同じ仏教国でも、より信仰心の篤いミャンマーではパゴダは聖なる場所であり、旅行者といえどもマナーの厳守が求められる。


▽ミャンマーで八曜日占いを

 ミャンマーの人々にとって、ビルマ暦による誕生曜日は必要不可欠な情報だ。日本でいう血液型のように、各誕生曜日によって基本的な性格づけがされていたり、他人との相性、歩むべき人生などが決まっている。ゆえに、人々はことあるごとに占い師の元に出向き、八曜日占いによって結婚相手や新しい仕事の開始日などの伺いをたてるのだ。また、生まれた曜日によって名前も決められており、例えば月曜日生まれはKではじまる名前が多い、火曜日生まれはZやSではじまる名前が多いというように、名前を聞けば何曜日生まれかもわかるのだという。

 占い大国ミャンマーでは、パゴダに続く参道や裏道に、占い小屋や占い横丁などがあり、市民の生活に占いが根付いている様子がよく分かる。もちろん旅行者相手の占い師も少なくないが、現地で占いをしようと思ったら、予め自分が何曜日生まれかを知っておくといいだろう。インターネットで調べれば、早見表や曜日の割り出し機能を見つけることができる。また、どの占い師の元へ行くかは迷うところだが、やみくもに当たるよりここは現地ツアーオペレーターの多くが催行しているオプショナルツアーに参加するのがおすすめだ。なかには、事前に何曜日生まれかを割り出してくれたり、送迎や通訳をつけているツアーもある。

 なお、各曜日の守護動物や性格などは画像の表の通り。性格は諸説あり、ごく一部を参考までに記した。


▽ビルマ暦の守護動物など






正解 C