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トルコ航空、関空/イスタンブール線を増便−関空発の乗継需要見込む

  • 2009年1月28日
 トルコ航空(TK)は09年3月29日、関空/イスタンブール線を週3便に増便する。TKはもともと、通年で週2便を運航しており、昨年までは7月から9月前半までを週3便で運航していた。今回はボーイングB777型機の導入により機材不足が解消、3月29日からの増便を決定した。TKでは、「料金やスケジュールをイスタンブール以遠に行く旅行者の利便性を考えて設定したい」とし、ヨーロッパを始めとする各国への乗り継ぎ便としても関西マーケットに定着させたい考えだ。現在、TKの関空便はトルコへの旅行者が半数以上だが、関空発便がトルコに朝到着することを活かして東欧や中欧などヨーロッパ諸都市への乗り継ぎ需要を見込む。

 機材は、ビジネスクラス34席、エコノミークラス237席のエアバスA340型機もしくは、ビジネスクラス22席、エコノミークラス228席のエアバスA330型機を利用する。

 旅行会社のうち、例えばJTB西日本では、1月15日に販売を開始した上期商品でもすでに増便後のフライトを利用したツアーを設定。TK利用商品のメインは、「カッパドキアやイスタンブールなどを見たいというトルコへ行く目的を持った人が多い」という。燃油サーチャージ額の値下げや総額表示の浸透とともに、「トルコに限らず中長距離路線では特に熟年層の需要が回復するのではないか」と期待を示した。


▽TK 増便後のスケジュール(3月29日〜10月24日)
TK46 IST 午後11時40分発/KIX 午後4時55分着(翌日)/水・金・日
TK47 KIX 午後10時30分発/IST 午前5時45分着(翌日)/月・木・土