アリタリア航空、夏スケジュールからローマに路線集約−日本発週14便に

  • 2008年3月11日
 アリタリア航空(AZ)は、運航拠点をローマ空港に集中する方針の一環として、3月30日から始まる夏期スケジュールで、日本/ミラノ線を縮小し、ローマ線を週14便に増便する。日本航空(JL)とのコードシェアを除いたAZによる自社運航便に限ると、これまで週3便の成田/ローマ線はデイリー運航に、成田/ミラノ線は週3便とする。また関西空港発着便では、現在、週5便で運航する関空/ミラノ/ローマ線を、関空/ローマ線として週4便で運航する。

 AZによると、この方針は全社的なもの。日本路線以外の国際線、国内線ともローマに集約することから、乗り継ぎ利便性の向上を見込んでいるという。日本での商品造成や需要への影響については、従来から多くの日本人観光客がローマを訪れているほか、旅行会社に対して昨年から通知しており、影響は少ないとみている。こうした変更にあわせ、新聞広告を活用し「ENJOY ITALY」と題したキャンペーンを実施し、特別運賃を設定。さらに3月19日から30日の期間、東京都内4ヶ所のカフェ「エスプレッサメンテ・イリー」において、店内装飾やAZのロゴを描いたカプチーノで、イタリアの雰囲気を体験できる「アリタリア・カフェ・キャンペーン」も実施する予定だ。