週間ランキング、1位はWOWOWの旅行業、NZのエコノミー用寝室も

  • 2020年2月28日(金)

[総評] 今週の1位は、「WOWOWトラベル」の事業戦略をお伝えしたインタビューでした。新型コロナウィルス関連の暗い話題が増えているなかで、こういうトラベルビジョンらしい記事が最も多く読まれるとほっとするというか嬉しく感じます。

 以前も何度か書いた記憶がありますが、やはり「コンテンツ」を持っているというのは強いものです。2014年にアイドルグループの嵐がハワイで結成15周年コンサートを開催した際に国内外から3万3000人を集めた、と聞いて衝撃を受けたのがこの考えの始まりでしたが、昨年のツアーグランプリで最優秀賞を獲得したのも1985年から1994年にかけて連載された人気少女漫画「BANANA FISH」のコラボツアーでしたし、こういう分野には間違いなく旅行業の活路があるでしょう。

 漫画に映画、ドラマ、小説、音楽、絵画、演劇、乗り物などコンテンツの種類は無数にあって、聖地巡礼的な旅行は個人手配でもどうにかなりますが、著作権などの権利を持つプレーヤーと個人が結びつくことはそう簡単ではありません。昨年には「家庭画報」などを発行する世界文化社の旅行子会社もご紹介しましたが、今後も色々な取り組みを取り上げていきたいと思います。

 一方、本業である旅行業を維持しながら新しいイノベーションを起こす「両利きの経営」の必要性が訴えられたのは第3位の「JATA経営フォーラム」でした。「改良型イノベーション」と「破壊的イノベーション」を両立せよというメッセージで、JTBの人材関連事業など昨今の大手旅行会社の展開はこうした方向性がよく示されているように思います。

 会社の規模によっては「そんなこと言ってもね」という話になりそうですが、改良と飛躍と読み替えれば規模に関係なく確かに必要で、今までの延長でない新しいことに挑戦すれば見えてくるものもあります。一例、というほどのことではありませんが、トラベルビジョンでは先週の当欄で書いた通り「なるべく在宅勤務」を始めてみているところで、やってみると想像していなかった課題(電話をかけようとすると猫が鳴くなど)に気付いたりもし面白さを感じています。

 ちなみに、旅行業にまったく関係のないイノベーションの種として、「あったらいいな」と最近考えているアイディアを書いておくと、流行りの決済系サービスと「チップ」の仕組みを組み合わせることはできないかと思っています。

 どういうことかというと、例えばレストランでもコンビニエンスストアでも宅配便でも、とても気持ちの良いサービスをしてくれる人もいればそうでない人もいるなかで、この人には少し気持ちを渡したい、報われてほしいと思うことがあります。しかし、小銭をわざわざ出して渡すのもQRコードを出してもらうのも億劫だったり現実的でなかったりするため、そういう(個人間)送金の方法ができてほしいと願っているわけです。

 サービスを頑張っていると口座に少しずつ入金があるという、まさにチップの改良型イノベーションだと思うのですがいかがでしょうか?個人情報を保護しつつ個人を特定して送金する仕組みができれば、それ以外にも色々と広がりもありそうです。

 それから最後にもう一つ、第5位に入ったニュージーランド航空(NZ)の新しいプロダクトも斬新なイノベーションでしょう。もともと3席をベッドのように使える「スカイカウチ」で話題をさらったNZですが、今回の新プロダクトは機内にカプセルホテルのベッドを設置するようなアイディアで、これまた驚きました。搭載されたとして料金がいくらくらいになるのかは分かりませんが、飛行機のなかにもまだまだ改良や創造の可能性はあるのだと気付かされます。(松本)

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