観光にも「レガシー」を、ブランディングテーマに議論-運輸総研

  • 2019年4月1日(月)

登壇者の面々(運輸総合研究所ウェブサイトより転載) 交通運輸や観光分野に焦点を当てて研究や調査、政策の評価と提言をおこなう運輸総合研究所はこのほど、東京で「観光・ブランディングに関する国際シンポジウム」を開催、約280名の観光業界・行政関係者や報道関係者が参集した。

 ラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピック、大阪・関西万国博覧会の開催によって日本への注目が高まると予想されるなかで、観光の一時的な盛り上がりにとどまらず文化や伝統への理解促進、輸出や対日投資、さらに留学生の受け入れ増なども見据えて日本の魅力を世界に向けてアピールし、ひとつの「レガシー」として次世代につなげていくことをめざしたもの。

 当日は観光庁長官の田端浩氏や外務省国際文化交流審議官の宮川学氏が来賓として来場したほか、3つの基調講演の口開けとして英国ダンディー大学のビジネススクールでマネジメントとマーケティングの部門長を務めるキース・ディニー氏が「国家ブランディングとその必要性」と題した講演を実施。

 続いてインターブランドジャパン代表取締役社長兼CEOの並木将仁氏がブランディングの基本について解説し、その後ニューヨーク市観光局マネージング・ディレクターのマキコ・マツダ・ヒーリー氏がDMOとしての先進事例を紹介。

 また、ショートスピーチとして駐日英国大使館で広報部マーケティングマネージャーを務めた佐野直哉氏が、「広報文化外交(パブリック・ディプロマシー)」や英国がロンドンオリンピック・パラリンピックの後に展開してきた「GREAT」キャンペーンについても説明した。

 そして、後半のパネルディスカッションでは英国政府観光庁で日本・韓国代表を務めた金平京子氏がモデレーターを務め、基調講演とショートスピーチの各氏がパネラーとして登壇。ブランディングの意義や「世界水準のDMO」の在り方、官民連携、市民の参加意欲の喚起などについて意見を交わしたという。

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