ウェディング業界もコロナで翻弄-大阪・アッシュに聞く

外的要因による影響では過去最大
収束後は市場の再開拓とウェブでの提案に注力

  • 2020年4月27日(月)

河部氏  新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大するなか、日本経済は大きな打撃を受け、影響が各産業に及んでいる。ウェディング業界もその例外ではなく、多くの人々が集まる結婚式や披露宴はキャンセルや延期が相次ぐ事態となっている。大阪市で総合ウェディングサービスを展開するアッシュの代表取締役を務める河部悦子氏も「外的要因による影響では過去最大」と語るが、現在の国内ウェディング業界はどのような状況にあり、そして感染拡大の収束後はどうなるのか。4月1日に話を聞いた。(聞き手:代表取締役社長兼トラベルビジョン発行人 岡田直樹)

-まずは事業の概要についてお聞かせください

河部悦子氏(以下敬称略) 大阪を中心に、総合ブライダルプロデュースを展開しています。事業の80%が業務委託による人材派遣業で、牧師をはじめ、聖歌隊、演奏者などの人材をコーディネートしています。また、チャペルの雰囲気や広さ、コンセプトなどを活かした人材構成や式次第、式中のセレモニーなどを提案して、結婚式場やホテルでの挙式を取り仕切っています。そのほか、披露宴への司会者やパフォーマーなどの手配も手掛けています。

-新型コロナウイルスの感染拡大は、事業にどのような影響を与えていますか

河部 3月は304件の予約のうち約4割の139件がキャンセルになりました。4月は1日時点で228件の予約のうち93件がキャンセルされましたが、今後はさらに増えて、8割以上がキャンセルになると思います。3月については慎重に様子を見ていた方々が多かったのですが、4月は動きが早いです。5月のキャンセルは、今のところ314件の予約のうち25件ですが、それも今後の状況次第だと思います。

 当社は1週間前よりも後のキャンセルについては、派遣する人材にキャンセル料を払う契約にしています。挙式が延期されて人材へのキャンセル料が発生したとしても、その分をお客様からいただけるわけではないので、非常に厳しいです。この会社を設立してから34年が経ち、これまでにも色々な困難がありましたが、外的要因による影響としては、今回が最大と認識しています。

-最近ではウェディングに加えて葬儀も手掛けていますが、やはり影響を受けていますか

河部 葬儀ビジネスは5年前から始めました。最初は年間で100件ほどを受注していたのが、現在は約400件にまで成長しており、これからの事業の柱の1つにしていきたいと考えています。新型コロナウイルスの感染が拡大してからは、葬儀の件数こそ減りませんが、クラスター化に対する懸念から、近親者のみの家族葬にするところが増えています。

 アッシュは大阪の大手葬儀会社と提携しており、一定の規模を超える葬儀については、当社の人材派遣サービスのパッケージを販売していただいています。しかし、家族葬など規模の小さい葬儀が増えていることで、人材派遣サービスを発注される機会がなくなってしまうのではないかと心配しています。

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