スペシャリスト・インタビュー<DS>:エアニュージーランドトラベルサービス 渡辺さん

定番でないニュージーランドの魅力を伝えたい
ニーズに合わせた商品造成を

エアニュージーランドトラベルサービス プロダクト・ディベロップメント・エグゼクティブ 渡辺智絵さん  ニュージーランドは旅行に関するどんなテーマにも当てはまる、という渡辺さん。1年間のワーキングホリデーでニュージーランドの多様な魅力にはまり、ニュージーランドに関わる仕事がしたいと現在の職場を選んだそうです。定番のニュージーランドではない、いろいろな顔を持つニュージーランドの魅力を伝えるため、一人ひとりのニーズにあわせたパッケージツアーづくりを心がけています。DS取得で商品造成に自信がついたという渡辺さんにニュージーランドの楽しみ方を伺いました。

エアニュージーランドトラベルサービス
 プロダクト・ディベロップメント・エグゼクティブ 渡辺智絵さん
2011年(第7回) デスティネーション・スペシャリスト ニュージーランド認定



Q、御社の特徴と、その中での渡辺さんのご担当を教えていただけますか

 主な業務内容は、ニュージーランド航空(NZ)のダイレクトセール部門とコールセンター部門を兼ね備え、各種企画・手配旅行を主力商品として販売しています。NZの国内線や太平洋路線のネットワークを生かしたバラエティある商品を提供できるところが強みですね。

 また、少し冒険できるところもあります。現地情報が豊富で路線網も充実しているので、あえて新しいデスティネーションをツアーに組み込むことができます。到着地や出発地、中の行程を自由にアレンジできるプランもあります。他社ではできなかったり、他社の商品にないエリアに行きたい場合に弊社にお問い合わせいただくことも。

 私はパッケージツアー造成を担当していますので、(前身のブルーパシフィックツアーズでの)コンサルタントとしての経験を生かしてお客様のニーズにあわせた商品造成をおこなっています。旅行会社の都合で作った商品や価格訴求型の商品ではニュージーランドの本来の魅力が伝わらない。近年はニーズが多様化してきているので、そのツアーをどれだけお客様色に染められるか、が鍵になります。あえて選択肢の多いツアーを造成して十人十色のツアーにするなど工夫しています。


Q、スペシャリストの資格を取得しようと思ったきっかけはありますか

10月23日までニュージーランドで開催中のラグビーワールドカップ。社内ではそんな雰囲気を盛り上げようとニュージーランド代表“オールブラックス”のユニフォームを着用することも  1997年から1年間、ニュージーランドにワーキングホリデーに行っていました。実は、その頃ワーキングホリデー制度があったのは全部で3ヶ国程度。その中でたまたま選んだのがニュージーランドだったんです。でも車でニュージーランド全土をまわるうちに惚れ込んでしまって。せっかくなので実際に見た知識を活用したいと思いましたし、また、自分の気に入った国なのでみんなに行ってもらいたいという思いがありました。

 そうしてニュージーランドに携わりたいと思い、弊社の前身、ブルーパシフィックツアーズに入社しました。そこでは約5年間カスタマーサービスコンサルタントとして働き、2010年1月の組織変更後から現職です。

ニュージーランドに行った経験とコンサルタント業務で得た知識、自分はどれくらいニュージーランドについて知っているのかチャレンジしてみたかったのと、商品を造成して実際にお客様にニュージーランドを紹介する立場になったので、説得力の材料になればと思い、取得を考えました。