スペシャリスト・インタビュー ウェブトラベル・トラベルパートナー 大成真知子さん

  • 2007年5月8日(火)
今は旅行者の具体的な興味を実現できる時代


株式会社 ウェブトラベル
  トラベルパートナー 大成真知子さん
  2005年度(第1回) デスティネーション・スペシャリスト ドイツ 認定

        

インターネットでオーダーメイド旅行のコース作成・見積もり・手配をするウェブトラベル。大成真知子さんは同社のトラベルパートナーの1人として消費者の希望する旅行を実現する、コーディネーターです。前職の大手旅行会社での勤務を含めると、ホールセール商品の代理店営業から企画、手配、さらに団体営業、カウンターまで、あらゆる業務を経験されたとか。その間、旅行業界を取り巻く環境は変わりましたが、大成さんは「お客様が望むことは、今も昔も同じ」だといいます。お話をお伺いました。


Q.以前と現在の業務を比べて、変化を感じることはありますか

インターネットが普及し、FITを希望するお客様が増えているといいますが、旅行を希望するお客様は今も昔も変わりありません。それが対面販売でも、非対面販売でも同じです。「とにかく“ドイツ”や“ヨーロッパ”に行ってみたい」という、漠然とした興味で行き先を決める層と、「ドイツのあの教会に行きたい、これを食べたい」という具体的で特別な興味を持っている層の2つに大半されます。

今では海外旅行初心者も含めて、多くの方が個人旅行をされるようになりました。以前は現地情報を得る手段はツアーオペレーターに頼るしかなく、具体的で特別な興味を持つお客様にはある程度は諦めてもらい、パッケージ商品を紹介せざるを得ないことが多かったのですが、現在ではインターネットでピンポイントの詳細情報を迅速に調べることができるので、お客様が望む旅行を実現しやすくなりました。つまり、変わったのは旅行者ではなく、むしろ旅行業界側だと思います。

Q.大ベテランでいらっしゃいますが、養成講座のよかったと思う点を教えてください

やはり、デスティネーションに対する知識を補えることです。旅行者に人気のある場所、例えばドイツを希望する9割の人がロマンチック街道の観光を希望しますが、そこはよく知っているつもりでも、ちょっと外れると知らなかったポイントもあり、勉強になりました。また、料理や観光スポットの詳細情報など、旅行に対する期待や現地での旅情、旅行への夢を膨らませられるような情報が多いのも、お客様とお話しする上で役に立ちます。ただ、欲を言うと、DSをさらに細分化し、FIT向け、グループ担当向け、パッケージ向けなど、担当ごとに必要な情報に分けたものがあると、よりいいかもしれません。

Q.具体的にはどういうことですか

対象のお客様によって、必要な情報が異なります。例えば、FIT担当者にとって最も大切なのは、交通手段や観光施設のオープンクローズなど実用的な情報です。目的地へ、個人の方が自分で行ける情報を把握することが大切です。

ドイツは交通網が発達していて、旅行会社がFIT向けにバスを走らせているロマンチック街道や、ドイツ鉄道(DB)の路線があるところは個人で移動しやすいですが、それでもDBのないところはちょっと動きにくい。例えば、おもちゃの村として有名なザイフェン観光を希望する方も多いのですが、個人で行く時はドレスデンからバスを乗り継ぐしかないんです。ですから正確な交通情報は必要ですよね。細部に至る実質的なトラフィック情報が、個人旅行手配では「旅行のプロに頼んでよかった」と思われることに繋がると思います。

Q.今後の旅行業界に対する希望があったら教えてください

個人の旅行者がインターネットで手配できるようになった今は、現状よりもさらに旅行会社の存在価値を示す必要があります。旅行業者が今まで蓄積したノウハウに対して代金(企画料)を支払ってもらえることが当たり前の状況になって欲しい。もちろん、私たちもその金額に見合う仕事をしていくべきだと思います。そのためには日ごろから知識を構築していく必要があります。DS制度のように情報が集約していて学びやすいものは、その良いツールの一つになるのでは、と思います。

ありがとうございました。


<スペシャリスト・インタビュー バックナンバー>
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オーストラリア編:株式会社エイチ・アイ・エス 中島康雄さん
スカンジナビア編:日本トラベル株式会社 中本真樹子さん
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