Taiwan THE HEART OF ASIA
台湾の生活文化を体験!〜台中市編〜 "幻"と呼ばれる台湾コーヒーの知られざる素顔をクローズアップ
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台湾観光局は、海外からの旅行者にお勧めの観光素材を紹介する「国際光点計画」(国際シンボルスポット計画)を推進しています。これは、新たな切り口で文化資源と地域の特色を組み合わせ、散策や体験などを通じてゆっくりした時間を過ごすような観光を楽しめる素材として紹介するもので、単なるショッピングや見物にとどまらない、台湾らしい生活文化を体感できます。同計画では台湾を北区・中区・南区・東区・不分区の5区域に分けて、それぞれの地域の魅力的な素材を紹介しています。今回は、第2弾として台中市をピックアップします。
第1弾 台北市「康青龍生活街区」はこちら
台北と高雄の間に位置し、内陸部にある観光ポイントへのアクセスにも便利な台中市は、芸術文化や産業資源そして自然環境に恵まれた豊かな文化生活空間を提供する都市です。今回は、緑があふれ人々の憩いの場として人気を集める中部国際光点の起点とされる、台中市の美術館緑園道をご案内します。
 
    国立台湾美術館正面の五権西路から側道に広がる五権西三街と五権西四街周辺は、赤レンガの遊歩道が続き、異国情緒あふれるレストランやギャラリー、ファッション、ハンドメイドなどの店が40軒ほど点在し、緑濃い木漏れ日の中で優雅なひとときを過ごせるエリアです。
 

台中は南北の中継都市として台湾各地から料理人が集まり独特の飲食文化を築いてきたといわれ、美術館緑園道では趣のある建物で台湾料理や創作中華料理をはじめフレンチ、イタリアン、エスニックに日本食など各国の料理を提供するレストラン、こだわりを感じるカフェテリアやスイーツ店が充実しています。さらに、野外アート展示の場としても活用され、休日になると文化芸術イベントや大道芸人のパフォーマンス、街頭ライブ、フリーマーケット、婚礼写真の野外ロケなども催されて賑わいをみせます。

緑園道エリア情報(台中市)
http://www.calligraphy-greenway.com.tw/jp/tccity00.html

 
パールミルクティの元祖といわれ、台北をはじめ台湾各地に約25店舗のチェーン店を展開する「春水堂」の経国店(台中市公益路155巷17号)では、パールミルクティ作りを体験する興味深いDIYプログラムの試行を開始しました。「春水堂」秘伝の手法で作られた同店自慢のオリジナルタピオカは、鮮度とモチモチ感が格別。中部国際光点計画では台中名産のパイナップルケーキや太陽餅作りほか、体験プログラムをさらに準備、紹介していく予定です。
 
    大型デパートやショッピングモールが充実し、台湾名産のお茶の産地や風向明媚な景勝地へのゲートウェイでもある台中市には、他にも趣のある茶芸店をはじめ、芸術街のある東海大学周辺、若者達でにぎわう逢甲大学周辺の逢甲夜市など見逃せないスポットが点在しています。
台湾といえば「烏龍茶」の一大産地というイメージが強いと思いますが、実は台湾では古くからコーヒーの栽培も盛んだったのです。その歴史は古く、17世紀にオランダ人によってコーヒーの苗木を持ち込まれたとか、東インド会社から清国に届いたコーヒーの苗木を台湾最南端の屏東県恒春の山林地帯に植えたのが、台湾コーヒーの始まりといわれています。その後、日本統治時代の1910年に台湾総督府がコーヒー栽培に着手し、大規模なコーヒー農園と工場を台湾各地に設立し、日本向けに生産輸出を始めたそうです。特に、台湾西南部に位置する雲林県古坑のコーヒーは、独特の深みとコク、甘味があり、酸味が少ない良質の豆ができるということで、昭和天皇にも献上されたといいます。しかし、1945年の終戦から1950年代にかけて、内需の伸び悩みやコスト高に押されてしまいほとんどの農家が栽培をしなくなり、コーヒー産業は衰退。忘れられた存在になっていました。
ところが、1998年に海外の大手コーヒーチェーンが台湾に進出したことでコーヒーブームとなり、コーヒーショップが続々登場し、コーヒー通の間で、台湾コーヒーへの関心度が高まり始めました。台湾コーヒーは、生産量が少ないことから「幻のコーヒー」ともいわれています。南米と違い、高温多湿の台湾の環境で育った台湾コーヒーは苦みや酸味が少なく、香り豊かで奥深く、ほんのりとした甘味が口中に残るのが特徴。そんな幻のコーヒーは台北市内のこだわりカフェでも見かけるようになりました。台湾コーヒーは本来のおいしさを味わうために、ブラックで飲むのがオススメ。お店によってはコーヒー豆を扱っているところもあるので、新しい台湾土産にいかがでしょうか。
台湾コーヒーのふるさとと呼ばれる雲林県古坑郷の山間部にはコーヒー農園が点在しています。なかでも広大な敷地を有する華山コーヒーレジャー風景区は、高台にあり見晴らしが良く台湾中西部の彰化や雲林などの平原を眺めることができるため、オープンエアのお店で台湾コーヒーを味わいながら、絶好の風景を楽しめるレジャースポットとなっています。赤い実をつけたコーヒーの木が植えられたコーヒーロードも台湾コーヒーのふるさと古坑らしい風景です。
同地では毎年11月頃になると「(台湾コーヒーフェスティバル)」を開催(2010年は11月13日〜12月5日、2011年の開催は10月に準備員委員会より発表)。台湾コーヒー豆の品評会や、コーヒーアレンジコンテストほかコーヒーをテーマにした楽しいイベントが古坑最大の華山コーヒーレジャー風景区をはじめ周辺のコーヒー園で開催されます。この機会に本場台湾のコーヒーを味わいに古坑まで足を延ばしてみてはいかがでしょう。
▽雲林県旅遊文化局 http://tour.yunlin.gov.tw/japan/
 雲林県古坑への交通:台湾鉄道 斗六駅又は斗南駅から古坑(華山コーヒー園区)まで
 台西バスまたはタクシーで約30分強
▽雲林県古坑 華山コーヒーレジャー風景区
 http://huashan.swcb.gov.tw/book_1.html(中国語 行政院農会)
台湾には南国ならではのトロピカルフルーツをふんだんに使った彩り豊かな贅沢かき氷から小豆やピーナッツなどをトッピングした昔ながらの伝統的なかき氷、ニューウェーブまで百花繚乱。今でこそ、バラエティ豊かなトッピングが楽しみのひとつとなっていますが、60年前までは、黒糖蜜をかけて食べるのが最高の贅沢だったといいます。
「日本統治時代に製糖会社(現在の台湾糖業公司)で働いていた祖父が日本人の上司と偶然発見したのが、黒糖蜜かき氷です」と語るのは、1949年創業の老舗氷菓店『』の三代目・郭自盛さん。

当時、郭さんのおじいさんはサトウキビを圧搾し、そこで得た糖液を加熱・濃縮させる仕事をしていました。その時に焦がしてしまった糖液はすべて廃棄処分されていたのですが、もったいないということでこっそり持ち帰り、刀で削った氷にかけて食べたところ、今まで味わったことのないおいしさだったそうです。終戦後台糖を退職した郭さんのおじいさんは、2年の歳月をかけ、より濃厚でコクのある黒糖蜜を完成させました。焦がした糖液に黒砂糖を加えてじっくり煮詰め、誕生したのがです。この黒糖蜜は今でも有名かき氷店のシロップにも使われています。黒糖のコクのある甘さがさっぱりとした氷を贅沢な味わいに仕上げるのです。
かき氷は1年中地元の人たちに親しまれ、台湾各地で食べられるので、夏の街歩きで疲れた時に一服してみてはいかがでしょうか。
年に一度の美食の祭典が今年も8月11日〜21日の4日間、世貿本館A区で開催されます。今年は、百年を記念して、台湾独自の飲食文化がテーマ。(バントウ)と呼ばれる大規模な伝統屋外宴席を紹介します。邪気を払うための十二支にちなんだ料理が登場したり、の由来や意義についての解説があったりと、内容も盛りだくさん。このほか、創業百年の老舗飲食店、調理技術コンテスト、達人の料理教室などイベントも目白押し。見て、食べて、買って年に一度の台湾グルメのビックイベントをお楽しみください。
台湾美食展 http://www.tcff.com.tw/japanese.html
台湾観光局特別企画"百年夫婦円満キャンペーン"は、夫婦または夫婦を含む1組の年齢が合計で100歳以上で、キャンペーン参加旅行会社が企画した2泊3日の百年夫婦円満協賛ツアーに参加すると、8000円(US$100)相当の百年夫婦円満特典がプレゼントされます。
各社オリジナル企画でバラエティあふれる特典キャンペーンに関する情報は、旅行会社各社が主催する台湾ツアーパンフレットやホームページで記載されている指定ツアーや、台湾観光協会東京事務所、もしくは大阪事務所までお問い合わせください。
百年夫婦円満キャンペーン参加旅行会社情報(随時更新中)http://www.go-taiwan.net/campaign.html
台湾観光局では日本最大の旅の祭典「JATA旅博」に参加します。台湾ブースでは、「TAIWAN THE HEART OF ASIA〜アジアの真心 台湾」をテーマに、お馴染みの台湾元祖足裏マッサージ体験や茶芸体験ほか、台湾各地のホテルや観光施設などから観光誘致団が来日して、台湾各地の多彩な魅力や最新情報をご紹介します。ステージでは伝統舞踊のパフォーマンスをはじめ宿泊券や台湾オリジナルグッズが当たる来場者参加型のゲーム大会、サプライズイベントなどの企画も予定しています。
開催期間:2011年9月30日〜10月2日(※30日は業界日)
http://www.tabihaku.jp/
アニメ・コミックの大冒険をメインテーマに開催。年に1度台北で開催されるこの博覧会には、台湾をはじめ日本や外国からの出版社も多数出展を予定しています。台湾で人気の日本の漫画家や声優達もイベントに参加してサイン会(予約制)を開催するなど、台湾にいる日本アニメファン達から注目を集めています。
http://www.ccpa.org.tw/comic/(中文)
台北から陸路約1時間の北東部にある宜蘭県冬山河親水公園では、毎夏国際児童フェスティバルが開催されます。世界各地の子供たちが、各レベルの難関を突破しながら前進する水射撃コーナーや筏体験、水上自転車、水上バスケPK戦、水球あそび、SPAコーナーほか水の公園ならではの趣向を凝らした水遊びを満喫。そのほか、様々なテーマに分かれて学び、体験するワークショップの開催、野外劇場のステージでは台湾伝統芸能や海外からの舞踊団によるパフォーマンスが毎日開催されるなど、親子で楽しめるプログラムが用意されています。
http://www.folkgame.org.tw/2011/index.php(中文)
台湾菓子の代名詞のひとつでもあるパイナップルケーキのお祭りが今夏、台北市で開催予定。今年で第6回目を迎えるこのイベントでは、コンテストを実施。約60店舗がエントリーを行い、各部門のグランプリが選出されます。今年も腕を磨いた名職人達が伝統、創作、パッケージほか各種分野において店自慢の逸品でグランプリ獲得に挑みます。会場では中秋節に向けたイベントも同時開催し、各種パイナップルケーキや中秋節の贈り物である名物月餅の即売なども行われます。
http://www.fonglisu.tw/(中文)
台湾の三大節句のひとつで、一年で最も美しい満月を観賞できる日。台湾では中秋の満月を観賞しながら家族や友人達とバーベキューをして楽しむほか、中秋の名物菓子「月餅」をプレゼントする風習があることから、各デパートやホテル、レストラン、商店では風味やサイズ、デザインにいたるまでアイデアを活かした多様な月餅が店頭に並びます。中秋節には欠かせない「文旦(ブンタン)」もこの時期の必食の台湾フルーツです。
台北や台中、台南、彰化ほか台湾各地にある孔子廟では孔子の誕生を祝う祭事が毎年催されます。儒学の祖である孔子の誕生記念日にちなみ、台湾ではこの日を別名「教師節」とも呼び教育指導者達に向けた式典も開催されます。また、学生達の合格祈願の廟として支持され、受験シーズンになると受験生が志望校への合格祈願をする光景もよく見かけます。

台北の孔子廟では毎週水、金、土、日曜の午前8時半から午後5時までの間に、日本語による無料案内サービスを現在実施しています。同サービスは時期により実施内容が変更されることもありますので、事前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
http://www.ct.taipei.gov.tw/jp/Home.htm