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地元民おすすめ!旭川観光1泊・2泊モデルコース|穴場も紹介

北海道第2の都市・旭川市は、美味しいものや観光地がたくさんある街です。魅力的なものがあり過ぎて、初めて旭川に来る人はどう過ごすか迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで今回の記事では、旭川在住の筆者が、地元民ならではの視点で1泊2日と2泊3日の観光モデルコースを提案します。

有名な観光スポットはもちろん、旅行客にはあまり知られていない穴場スポットも織り交ぜて、旭川の魅力を存分に楽しめる内容に仕上げました。初めての方もリピーターも、この記事を参考に、心に残る旭川旅行を計画してみてくださいね。

旭川までのアクセス方法

まずはじめに、旭川までのアクセス方法をいくつか紹介します。道外からなら飛行機、道内からなら車やバス、JRの利用が一般的です。

札幌方面から向かう場合

札幌方面から旭川へ行く場合は、車やバス、JRなどの移動手段があります。車やバスなら片道約2時間半、JRなら乗り換え不要で片道約1時間半です。

バスは30分に1本出ており、片道2,500円、JRは片道4,690円となっています。

JRを使うなら、往復特急列車普通車自由席と旭山動物園の入園利用券、動物園までのバスチケットがセットになったお得な「旭山動物園きっぷ」も販売されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

道外から向かう場合

道外からなら旭川空港が最寄りの空港です。旭川空港へは、羽田空港・成田空港から直行便が出ています。羽田空港↔旭川はJAL・ANA・AIRDOが、成田↔旭川はLCC(ローコストキャリア)のジェットスター・ジャパンが就航しています。ただし、成田便は1日1便しかないので注意が必要です。

旭川空港から市内へは車で30分程度で、路線バスもありますが本数は多くありません。市内を巡るなら車があったほうが便利なので、空港付近でレンタカーを借りるのがおすすめですよ。

旭川・美瑛・富良野の位置関係は?

旭川、美瑛、富良野は北海道の中心部に位置し、それぞれが車で1時間前後の距離にあります。旭川は観光の拠点として便利で、旭山動物園やラーメン村などの観光スポットが豊富です。そこから南に進むと、美しい丘陵地帯で知られる美瑛が広がり、さらにその先にラベンダー畑が有名な富良野が位置しています。

2日間の旅行なら、旭川・美瑛・富良野を観光するのもおすすめです。1日目は旭川を堪能し、2日目は朝に旭川を出発して、美瑛や富良野を巡りそのまま宿泊するか、夕方には再び旭川に戻るプランも十分可能ですよ。

コースの組み方や旅程次第で、旭川・美瑛・富良野の3箇所をあわせて満喫できます。北海道ならではの広大な風景を楽しみながら、効率よく観光を楽しみましょう。

【1日プラン】旭川を満喫!観光モデルコース

まずは、1泊で旭川を満喫できる観光モデルコースを紹介します。地元民が「旭川に来たらこれだけは食べてほしい!見てほしい!」というスポットを詰め込みましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

まずは旭川民に愛される「つるや」でラーメンランチ

旭川に着いたら、まずは腹ごしらえを。創業1972年の「つるや」は、50年以上も続く老舗ラーメン店です。平成10年に「第2回あさひかわラーメン大賞」を受賞しており、観光客はもちろん旭川の人たちからも支持されているお店です。

一番人気なのはみそ野菜ラーメンで、中細の縮れ麺にピリ辛スープがよく絡みます。チャーシューは流行りのトロトロ系ではなく、昔ながらの噛みごたえのある分厚いギッシリ系です。野菜が中央にどっぷりと盛られているので、高カロリーなものを相殺してくれているような気がして罪悪感が薄れます。常連さんの間では醤油ラーメンも人気で、深みのあるスープが特徴です。

「つるや」は超人気店なので、11時の開店時にはもう行列ができていることも珍しくありません。1泊2日の短い観光ですから、「つるや」に行くならできるだけ早く行って、行列を回避するのが良いでしょう。

ラーメン専門 つるや

【住所】北海道旭川市4条通19丁目左10
【電話番号】0166-31-5814
【アクセス】旭川駅から車で約10分
【営業時間】11:00~19:30

やっぱり外せない「旭川市旭山動物園」

旭川の観光名所といえば、やはり「旭川市旭山動物園」ですよね。1994年には廃園の危機に陥っていましたが、動物のありのままの姿を見せる展示方法“行動展示”に変えたことで、人気がV字回復を遂げました。今では年間来園者数が300万人を超える人気の動物園になっています。

「旭川市旭山動物園」は、動物のいきいきとした姿を間近で見られるのが特徴です。飼育員さんがペンギンに餌やりをしているところを見られる“もぐもぐタイム”や、夏の期間限定で21時まで開園している「夜の動物園」など、イベントもたくさん開催されています。

敷地面積が約15.2万平方メートルもあるので、見て回るのに最低でも3時間はかかると考えておきましょう。また、山の上にある動物園で坂が多いので、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。

旭川市旭山動物園

【住所】北海道旭川市東旭川町倉沼
【電話番号】0166-36-1104
【アクセス】旭川駅から車で約25分
【営業時間】9:30~17:15
【支払い方法】クレジットカード可等
【公式ホームページ】https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/
【SNSアカウント】
https://www.facebook.com/asahiyamazoo
https://twitter.com/asahiyamazoo1
https://www.instagram.com/asahiyamazoo1
https://www.youtube.com/channel/UCMNKHK7MyNoWZlGhuej1SPw

夜は予約必須のジンギスカン「成吉思汗 大黒屋」

夜ご飯は道民のソウルフード・ジンギスカンをいただきましょう!旭川にはジンギスカンの名店がいくつもありますが、中でも有名なのが「成吉思汗 大黒屋」です。「成吉思汗 大黒屋」の生ラムジンギスカンは絶品で、日本人だけでなく海外の観光客もたくさん訪れています。

肉厚でやわらかい生ラムは、秘伝のタレを絡めていただきましょう。オリジナルスパイスもあるので、味変に使うといろいろな味わいを楽しめます。ご飯は甘みが特徴の北海道米“ゆめぴりか”を使用しており、生ラムとの相性は抜群!お箸が止まらなくなりますよ。

最初は店員さんが焼いてくれて、お肉の食べごろも教えてくれるので、ジンギスカンを初めて食べるという人にもおすすめです。

旭川成吉思汗 大黒屋 旭川五丁目店(本店)

【住所】北海道旭川市4条通5丁目14253・4 仲通
【電話番号】0166-36-1104
【アクセス】旭川駅から車で約5分、徒歩10分
【営業時間】16:00~23:00(LO22:30)
【支払い方法】クレジットカード可等
【公式ホームページ】https://daikoku-jgs.com/
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/daikokuya_asahikawa

天然温泉付きの「ホテルWBFグランデ旭川」で疲れを癒やそう

旭川は2018年ごろから旭川駅前に続々とホテルが建設されていますが、筆者のおすすめは「ホテルWBFグランデ旭川」です。ここは比較的安いお値段で宿泊でき、天然温泉や岩盤浴も付いているので、1日の観光疲れを癒やすのにピッタリ!天然温泉の大浴場のほか、炭酸泉、ジェットバスや電気風呂、石壺湯などもあります。

朝食は北海道産の海鮮がたっぷり乗った「特選海鮮漬け丼」が人気で、そのほかにも新鮮な野菜やご当地メニューなどが豊富です。

旭川駅東口から徒歩2分という好立地なので、電車旅をしている人にも最適ですね。

ホテルWBFグランデ旭川

【住所】北海道旭川市宮下通10丁目3−3
【電話番号】0166-23-8000
【アクセス】旭川駅から徒歩10分
【営業時間】15:00〜11:00
【支払い方法】クレジットカード可等
【予約方法】電話、オンライン予約システム等
【公式ホームページ】https://www.hotelwbf.com/grande-asahikawa/
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/grande_asahikawa
https://twitter.com/wbf_ga

体力があれば道北最大の歓楽街「3・6街(さんろく街)」へ繰り出そう

まだまだ夜はこれから!体力がある人は「さんろく街」でお酒を楽しんではいかがでしょうか。「さんろく街」は、3条通6丁目を中心とする歓楽街エリアで、平日でも多くの若者やサラリーマンで賑わっています。旭川駅周辺のホテルからのアクセスも良いので、寝る前にサクッと一杯飲みたい人にもおすすめです。

札幌の“すすきの”に次ぐ歓楽街ですが、地元の人たちが行くお店ばかりなので値段も控えめで、楽しみやすいでしょう。ネオン街には小路もたくさんあって、華やかさと懐かしさが漂うスポットです。お酒が飲めない人でも、お風呂上がりの散歩に出かけてみると楽しいかもしれませんね。

【2日プラン】旭川を満喫!観光モデルコース

次に、2泊の旭川観光モデルコースを紹介します。2泊あれば、旭川の魅力をより感じていただけるはずです。2日間滞在できるという人は、1日目のプランにこれから紹介するコースをプラスしてみてくださいね。

「上野ファーム」の自然に癒やされて1日をスタート

「上野ファーム」は、北海道の自然を生かした美しいガーデンです。ここは、英国風ガーデンと北海道の豊かな自然が融合した独特の庭園で、約1.3ヘクタールの敷地に四季折々の花々が咲き誇ります。開放期間は4月下旬から10月中旬までの間です。

春から夏にかけての季節は色とりどりの花が咲き誇り、訪れる人々を魅了します。「上野ファーム」は、自然とアートが調和した空間で、ゆったりとした時間を過ごすことができるスポットです。カフェも併設されており、ソフトクリームが人気。美しい庭園を眺めながら、リラックスしたひとときを楽しみましょう。

上野ファーム

【住所】北海道旭川市永山町16丁目186−2
【電話番号】0166-47-8741
【アクセス】旭川駅から車で30分
【営業時間】4月19日〜10月14日 10:00〜17:00
【支払い方法】クレジットカード可等
【公式ホームページ】https://www.hokkaido-garden.jp/garden01.html
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/ueno_farm/?hl=ja

ランチは旭川のご当地グルメ「花ちゃん」でゲソ丼を

旭川のB級グルメといえば“ゲソ丼”です。旭川の飲食店でゲソ丼を提供しているところは多いですが、中でも人気なのが「花ちゃん」です。アツアツご飯の上に、甘辛いタレをまとったゲソがこれでもかと乗っかっていて、お値段はなんと600円!今の時代では考えられないほどリーズナブルな価格で、美味しいゲソ丼をいただけちゃいます。

店構えは老舗感が漂い、初めての人は入りにくいかもしれませんが、中にはいってしまえば笑顔の素敵な優しい夫婦が迎えてくれますよ。店内にはこれまで来た人が書いた「旅の途中らくがき帳」があるので、ぜひ書き込みしてみてくださいね。

花ちゃん

【住所】北海道旭川市神楽4条3丁目2−7
【電話番号】090-3019-7296
【アクセス】旭川駅から車で5分
【営業時間】11:00〜15:00
【支払い方法】現金のみ

「男山 酒造り資料舘」で地酒を試飲

「男山 酒造り資料舘」は、日本酒好きにとって外せないスポットです。ここでは北海道の伝統的な酒造りの歴史や技術を学ぶことができ、展示品を見ながらその奥深さに触れられます。

見学の後は、キリッとした味わいの地酒・男山を試飲できるのが最大の魅力です。試飲スペースで自分好みの一杯を見つけたら、その場で購入することもできます。ここでしか味わえない限定酒もあるので、お土産に買っていくのも楽しいですね。

敷地内には男山に使われる伏流水が湧き出ている水汲み場もあり、ペットボトルやタンブラーなどに入れて持ち帰ることもできます。

男山 酒造り資料舘

【住所】北海道旭川市永山2条7丁目1番33号
【電話番号】0166-48-1931
【アクセス】旭川駅から車で15分
【営業時間】9:00〜17:00
【支払い方法】クレジットカード可等
【公式ホームページ】https://www.otokoyama.com/museum/

夜ご飯は「焼き鳥とおばんざい 鳥忠」で

「焼き鳥とおばんざい 鳥忠」は、創業から20年以上地元の人たちに愛され続けている大衆居酒屋です。炭火でじっくりと焼き上げた焼き鳥は絶品ですよ。素材の旨みを引き出す絶妙な焼き加減と、こだわりのタレや塩で仕上げられた焼き鳥は、口に入れた瞬間に広がる香ばしさがたまりません。

また、焼き鳥以外のメニューも豊富に揃っており、旬の食材を使った優しい味わいの料理が楽しめます。落ち着いた和の雰囲気の店内で、地元の新鮮な食材を使った料理をゆっくりと味わえるため、旭川観光の締めくくりにぴったりです。お酒も豊富に揃っており、北海道産の地酒とともに、贅沢なひとときを過ごせます。

焼き鳥とおばんざい 鳥忠

【住所】北海道旭川市2条通2-2-276-3
【電話番号】050-5462-5015
【アクセス】旭川駅から車で5分、徒歩15分
【営業時間】ランチ 11:30〜15:00、ディナー17:30〜23:00
【支払い方法】クレジットカード可等
【公式ホームページ】https://torichu.foodre.jp/

【番外編】地元民が選ぶ!旭川観光の穴場スポット

ここでは、旭川在住の筆者が独断と偏見で選んだ穴場スポットを3つ紹介します。3つとも道外に住む筆者の友人が来たときに案内したスポットで、好評をいただいているため、きっと読者の皆さんにも楽しんでいただけるはずです。

「First Love 初恋」のロケ地を見ながらランチできる「北海道スカイテラスMINORI」

Netflixオリジナルドラマ「First Love 初恋」では、旭川常盤ロータリーが主要なロケ地の一つとして選ばれました。そして、その旭川常盤ロータリーが上から見られるレストランが「北海道スカイテラスMINORI」です。

「北海道スカイテラスMINORI」は、「アートホテル旭川」の15階にあり、旭川常盤ロータリーを一望しながらビュッフェスタイルで食事を楽しめます。料理は素材にこだわっており、上川地方の契約農家より仕入れているため、栄養たっぷりで美味しい料理を堪能できるのもうれしいポイントです。

旭川常盤ロータリーが見える席の反対側の席からは、晴れていたら大雪連邦も見えますよ。

北海道スカイテラスMINORI

【住所】北海道旭川市7条通6丁目 アートホテル旭川15F
【電話番号】0166-25-5656
【アクセス】旭川駅から車で5分、徒歩15分
【営業時間】ランチ 11:30〜14:30、ディナー17:30〜21:00
【支払い方法】クレジットカード可等
【公式ホームページ】https://asahikawa-minori.com/

旭川の夜景を一望できる「昭和レトロなスパホテル 旭川 高砂温泉」

旭川の中心地からはちょっと離れていますが、旭川の夜景を見ながら露天風呂に入れる「昭和レトロなスパホテル 旭川 高砂温泉」もおすすめです。このホテルは、その名のとおり昭和時代の懐かしい雰囲気を醸し出しており、訪れる人々を癒やしてくれます。

温泉でゆったりと体をほぐしながら、きらめく夜景を眺めるひとときは、旅の疲れを忘れさせてくれるでしょう。ホテル内にはレトロな雰囲気を残した駄菓子屋やゲームセンターもあり、昭和の時代にタイムスリップしたかのような特別な体験ができるのも魅力の一つです。駄菓子屋は無人販売で、PayPayやau Payなどの電子決済も可能。昭和と令和が入り混じった様子も、また楽しいですよ。

昭和レトロなスパホテル 旭川 高砂温泉

【住所】北海道旭川市高砂台8丁目235−1−5
【電話番号】0166-61-0227
【アクセス】旭川駅から車で10分
【営業時間】ホテル 15:00〜14:30、日帰り温泉6:00〜23:00
【支払い方法】クレジットカード可等
【公式ホームページ】https://www.takasagoonsen.com/

歩くだけで心安らぐ「常磐公園」

「常磐公園」は、訪れる人々の心を癒やす特別な場所で、筆者も愛犬の散歩によく利用しています。春には桜が咲き誇り、夏には豊かな緑が涼しさを運んでくれるなど、四季折々の美しい風景が広がります。

園内をゆっくり散策するだけで、都会の喧騒から離れ、心が安らぐひとときを過ごせるでしょう。地元の人たちが公園内のベンチに腰掛け、読書をしたり自然の音に耳を傾けリラックスしたりしている様子もよく見かけます。地元の人々に愛され続けるこの公園で、心身ともにリフレッシュし、旭川の隠れた魅力を堪能しましょう!

常磐公園

【住所】北海道旭川市常磐公園
【電話番号】0166-52-1934
【アクセス】旭川駅から車で5分、徒歩20分

旭川を余すことなく楽しもう!

住んでいる者が言うのもなんですが、旭川は美しい自然や豊かな文化、美味しいグルメが揃った魅力的なところです。今回ご紹介した1泊・2泊の観光モデルコースを参考にすれば、初めての方もリピーターの方も、旭川を存分にお楽しみいただけると思います。

旭山動物園や上野ファーム、そして地元民おすすめのグルメや穴場スポットまで、旭川の多彩な魅力をぎゅっと詰め込みました。四季折々の風景とともに、心に残る旅を楽しんでください。次の旅行先に迷ったら、ぜひ旭川を訪れてみてくださいね!

  • 記事を書いたライター
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水元まぐ

5歳の息子と世界中を旅する北海道在住ライター。北海道は2周目完走!行きたい所がありすぎて、GoogleMAPはピンだらけです。

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