ローマ旅行の予算はいくら?コロナ後の最新情報をまとめました
1.ローマ旅行の相場は?
3カ月後に東京発で3泊4日のローマ旅行に行くと仮定して、相場を調査してみました。おおまかな旅行金額の相場は以下の通りです。
項目 | 費用 | 補足 |
---|---|---|
航空券(往復) | 約24万円 | 東京〜ローマ区間の往復 |
宿泊費 | 約4.5万円 | |
現地の交通費 | 約2万円 | |
食費 | 約2.5万円 | |
観光・ツアー代 | 約2万円 |
- 東京発ローマ行 航空券(往復):約24万円
- 宿泊費 3泊4日:約4.5万円
- ローマでの交通費:約2万円
- 食費:約2.5万円
- 観光・ツアー代:約2万円
- +お土産代&空港までの国内移動費は別途
合計額:約35万円
少し高いかな、と思われた方もいるかもしれません。では続いて、ローマ旅行を安く予約する方法とそれぞれの費用の内訳をみていきましょう。
2.ローマ旅行を安く予約する方法は?
航空券を早めに予約
旅行費用のうち、最も節約できる金額が大きいのが航空券代です。コロナのパンデミック後、国際線航空券の値段は少し高くなった印象を受けます。
航空券代を節約したい場合は、3カ月以上前から予約することが大切です。現在、海外旅行が活発になってきているため、日程が近いほど航空券代は高くなります。
また、さらに節約したい場合は乗継便を利用しましょう。直行便と乗継便を利用した場合のそれぞれの往復価格を比較してみました。
羽田発ローマ直行便(ITAエアウェイズ): 約24万円
成田空港発-アブダビ国際空港経由-ローマ行(エティハド航空):約16万円
乗継便を利用することで、8万円も節約できます!
航空券代を節約できるなら多少時間がかかっても良い、海外旅行に慣れているので乗り換えも気にならないという方は、航空券代を節約できる乗継便の使用をおすすめします。
バカンスシーズンを避ける
夏と冬のバカンスシーズン、7〜9月と12〜1月は、世界中の多くの人がローマ観光を計画するため、フライトもホテルも高額になる傾向があります。また、日本発着便の航空券費用については、日本人の旅行者が多いゴールデンウィーク期間も値段が上がります。
このような時期を避けて旅行を計画しましょう。
リーズナブルなホテルを利用
航空券と同様、できるだけ早めに予約しましょう。
観光の中心地から少し離れたエリアに泊まることで宿泊費を節約できます。ローマ・テルミニ駅周辺でしたら、アクセスも良く、観光に出かけるにも便利な立地でリーズナブルなホテルも多いので、ぜひ確認してみてください。
*ローマ・テルミニ駅周辺の高評価&安価なホテル
ホテル ドムス ライベリアス
ホテル マルカントニオ ローマ
また、グループ旅行の場合、一人あたりの宿泊費はさらにお得になります。友人や家族と部屋をシェアして、お得に旅行しましょう。
食費を節約する
食費を節約したい場合は、めりはりをつけるのがおすすめです。例えば、少し良いレストランでディナーをした次の日はテイクアウトの食事を部屋で楽しむ、外のフードトラックでリーズナブルなランチを買ってみる、などです。
朝食つきのホテルプランを選択するのも旅費の節約に効果的です。
3.旅費の内訳
航空券代はいくら?
羽田空港発ローマ行 直行便航空券: 約24万円
燃油サーチャージ込み、ITAエアウェイズ直行便使用の場合の往復料金です。日本からローマまで、直行便で約15時間です。少し金額は高くなりますが、乗り換えがないので海外旅行に慣れていない方にも安心です。
節約したい方は、乗継便を利用しましょう!
【補足】
イタリアの大手航空会社だったアリタリア航空は2021年10月に倒産しました。
現在、イタリア発着の国際線は、主に新規国営航空会社のITAエアウェイズによって運航されています。ITAエアウェイズによる羽田―ローマの直行便はコロナ後、2022年11月から、週3便の日程で運航開始しました。
今後、直行便がさらに増便される可能性があります!
宿泊費はいくら?
宿泊費:約4.5万円
ローマ中心地に宿泊する場合、1泊1.5万円前後かかります。ローマで3泊すると仮定した場合、およそ4.5万円かかります。
ローマでの交通費はいくら?
交通費:約2万円
空港からタクシーで市内に移動する場合、往復1.4万円(約100ユーロ)かかります。そのほかに市内観光にバスやタクシーなどを利用するとして、2万円ほどかかりそうです。
食費はいくら?
食費:約2.5万円
最近のユーロ/円の状況、一大観光地であるローマの物価を考えるとすこし多めに見積もったほうがよいでしょう。大体の金額は以下の通りです。
・朝食(ホテルの宿泊費に込み):0ユーロ
・ランチ(カフェでコーヒーとサンドイッチ):15ユーロ
・おやつのジェラート:5ユーロ
・ひとやすみのエスプレッソ:2ユーロ
・ディナー(簡単なディナーセット+ワイン):30ユーロ
このように、3食+カフェやおやつを含めて1日の食費は52ユーロ、日本円で7000円程かかるかと思います。3泊4日の日程では、2.5万円ほどを見積もっておきましょう。
少しよいレストランでディナーをすると、一人少なくとも50ユーロはかかります。別の日の食事代を抑えて調整するか、本場のイタリアの食事を堪能するために食費を3〜4万円に増額するのも良いかもしれません。
観光・ツアー代はいくら?
観光代:約1万円
ツアー代:約1万円
ローマは小さな街に観光名所が密集していますので、ガイドブックを片手に自分で見て回ることができます。
ローマ市内の主要観光地は、以下のようにそれぞれ入場料がかかります。行きたい場所によりますが、3泊4日の日程では全部でおよそ1万円あれば足りるでしょう。
・コロッセオ:16ユーロ
・カラカラ浴場:8ユーロ
・ボルゲーゼ美術館:13ユーロ
・真実の口:2ユーロ(寄付制)
・バチカン美術館:17ユーロ など
ガイド付きの観光をしてみたい方は、例えば「バチカン市国 法王の謁見半日観光ツアー」など特別な体験ができるツアーはいかがでしょうか?
日本円で5000円〜1万円ほどで、半日または1日のガイド付きツアーに気軽に参加できます。日本語での予約も可能ですので、ぜひ探してみてください。
4.ローマ旅行は周遊もおすすめ!ベネチアやフィレンツェも行ってみよう
せっかく日本からローマまで行くのだから、ベネチアやフィレンツェにも行ってみたいと考えている方も多いかと思います。
イタリアは高速鉄道が主要観光都市を結んでいるため、周遊旅行も意外と簡単にできてしまいますよ。今回は、ローマを起点にして、ローマ→ベネチア→フィレンツェ→ローマの3都市周遊旅行を仮定してそれぞれの街の魅力と所要時間をまとめました。
ローマからベネチア
ベネチアは北イタリアのアドリア海沿岸に位置する小さな街で、100以上の小さな島々によって成り立っています。町中に張り巡らされた水路と美しい建築物、長い伝統を誇るゴンドラが有名で、「水の都」と呼ばれる大変美しい観光名所です。ベネチアとその潟が世界遺産に登録されています。
ローマとベネチアは直行便の高速鉄道で結ばれており、3.5時間ほどで行くことができます。
ベネチアからフィレンツェ
フィレンツェは、イタリア中部のトスカーナ州の州都です。15世紀にはルネッサンス文化の中心地として栄えた歴史ある美術の街です。市街中心部はフィレンツェ歴史市区として世界遺産に登録されており、どこを歩いても美しい風景に出会うことができるでしょう。
ベネチアからフィレンツェは直行便の高速鉄道で2時間ほどです。
フィレンツェからローマ
ベネチアとフィレンツェでの観光を終えたら、日本帰国のためローマへ戻りましょう。フィレンツェからローマまでは高速鉄道で1時間ほどです。
高速鉄道を利用した周遊旅行では、様々な地域の様子を車窓から眺めることができ飽きることがないでしょう。
ローマ旅行に数日の日程を追加して、ぜひイタリア周遊旅行も計画してみてください。