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ナイアガラの滝の北東、オンタリオ湖のほとりにある「ナイアガラ・オン・ザ・レイク」は、アメリカ独立戦争の際に北に逃れてきたロイヤリスト(英国王党派)が礎を築いた街。イギリス領アッパーカナダ(オンタリオ州)の最初の首都もここに置かれていました。
19世紀後半以降は湖畔のリゾートタウンとなり、当時の伝統的な英国調の街並みが現在もなお残されています。特に古い建物に混じって、ジャムやクラフトショップなどのかわいらしいブティックが並ぶクイーンストリートは花があふれ、馬車が行き交い、いかにもロイヤリストタウンらしい瀟洒な空気に満ちています。
最近は、このナイアガラ・オン・ザ・レイクはワイナリーめぐりの拠点としても人気を集めています。ナイアガラ地方一帯は約60ヶ所のワイナリーが密集する、カナダ随一のワイン産地として知られ、特にこのナイアガラ・オン・ザ・レイク周辺に数多くのワイナリーが点在しています。緑あふれる田園風景の中でドライブを楽しみ、気が向くままに沿道にあるワイナリーを巡る。そして、ワインのテイスティングやブドウ畑を眺めながらの食事など、心地よい休日が過ごせる場所です。

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レンタカーを利用して、個人でワイナリー巡りを楽しむには、まずオンタリオワイン協議会などが発行しているワイナリーマップやガイドブックを入手しておくのが便利です(現地インフォメーションセンターなどで入手可能)。また、ナイアガラ・オン・ザ・レイク周辺を含め、この一帯には「ワインルート」もあります。ブドウの標識が立っているこのルートの沿道にはいくつものワイナリーが点在しています。ほとんどのワイナリーでは、内部見学のツアーやテイスティングのほか、自転車でワイナリーをめぐるワイナリー・バイク・ツアーなど、旅行者向けのサービスが充実しています。
トロントやナイアガラ・フォールズ発着で、人気の高いワイナリーを巡るバスツアーも各種出ています。テイスティングでワインを存分に楽しみたい人はこうしたツアーを利用するのもおすすめです。
※ナイアガラ観光ツアーズ(日本語でのツアー)
http://niagarakanko.on.ca
※ナイアガラ・エア・バス(日本語でのオンライン予約が可能なツアー)
http://www.niagaraairbusjapan.com/index.php

ナイアガラ地方のワイナリーは、カジュアルでフレンドリーなのが大きな魅力。ドライブの途中で気軽に立ち寄っての買い物など、さまざまな楽しみ方が可能です。ミニコンサートなどいろいろなイベントを開催しているワイナリーも多く、旅先のアトラクションとしても楽しめる場所となっています。
ストルーン - Strewn
日本語によるワイナリー・ツアーが行われているほか、ブティックでは日本人スタッフがワイン選びをサポートしてくれます。2日間または5日間のクッキングスクールもあり、旅行者でも参加が可能です。併設のレストランではフランス・プロバンス風の料理とともに各種のワインが堪能できます。
http://www.strewnwinery.com/english/home/default.asp
イニスキリン - Inniskillin
ナイアガラで1975年創業の老舗ワイナリー。広大なブドウ畑の中に残された古い納屋が、ワインブティックやギャラリーに利用されています。特にアイスワインは有名で、ヴィダル種などのブドウを使ったものなど、様々な種類が生産されています。
http://www.inniskillin.com
シャトー・デ・チャームス - Chateau des Charmes
ブドウ畑の中にたたずむフランスのシャトー風の外観がひときわ目を惹くワイナリーです。赤・白の各種ブドウを使ったワインをはじめ、アイスワイン、レイトハーベスト、スパークリングワインまで、その種類は実に豊富。一年を通じて様々なイベントも行われています。
http://www.chateaudescharmes.com

ナイアガラのワイナリーでは、訪問者が楽しみながらワインについての理解を深めることができるように、いろいろな工夫が凝らされています。
まずワイナリー・ツアーでは、施設を巡って生産工程を見学した後に、自社ブランドの各種ワインのテイスティングを行います。ブティックではお好みのワインのショッピングが楽しめます。ワインだけでなく、ワインを原料に作られたジャムやドレッシング、石けん、グラス、テーブルアクセサリーなど、関連グッズも豊富に揃っており、特にワインに関する本やレシピブックなどは人気の商品です。
レストランを併設しているワイナリーも多く、そのほとんどが一流のシェフが活躍する評判のお店。地元の食材を調理する「ナイアガラ・キュイジーヌ」とワインとのコンビネーションが楽しめます。またクッキングスクールを行っているワイナリーもあるので、ゆっくりと時間をとってこうしたコースに参加してみるのもおすすめです。

ナイアガラの滝は、オンタリオ州の南端、アメリカ国境を流れるナイアガラ川の中間地点にできた巨大瀑布です。馬蹄形をしたカナダ滝、まっすぐに落ちるアメリカ滝のふたつからなり、流れ落ちる水量は毎秒2832立方メートル。これは東京ドームを7分で一杯にしてしまうほどの膨大な量です。とりわけ幅670メートル、高さ54メートルのカナダ滝は迫力満点。その名前はかつてこの地の先住民が畏敬の念をこめてオンギアーラ(とどろく水)と呼んだことに由来しますが、辺りに雷のような轟音を響き渡らせ、膨大な量の水が落ちていく様はまさにその名のとおり圧巻です。
巨大な滝には驚くべき歴史や逸話がたくさん残されています。例えば、滝が誕生したのは最後の氷河期が終わり、氷が溶け始めた約1万2千年前のこと。溶け出した水がナイアガラ川となって流れ出し、深い断層をもつ巨大な滝を造形しました。しかしこの最初の滝は今ある位置からなんと13キロメートルも上流にありました。その後、膨大な量の水が断層の岸壁を1年に1メートルの割合で浸食し、現在の場所にまでゆっくりと移動してきました(現在は水量の調節などにより1年で2センチメートルの浸食に食い止められています)。
この巨大なナイアガラでは樽などに乗って滝下りに挑んだ「ディアデビル」といわれる命知らずの挑戦もあとを絶ちませんでした。最初の挑戦は1901年。なんと63歳のアニーさんという女性教師でした。以来15人が挑戦し、うち5名が命を落としています。もちろん現在では禁止されており、このような無謀な行為を敢行した人には罰金が課せられることになっています。

ナイアガラでは、ワインの収穫期などに、その味わいを存分に楽しむためのフェスティバルが開催されています。

中でも大きなフェスティバルは3つ。まずは秋の収穫期に行われる「ナイアガラ・ワイン・フェスティバル」(2008年9月19日〜28日)。ワイナリーを舞台にワインのテイスティングやディナーパーティー、コンサートなどのイベントが繰り広げられます。また、アイスワインの収穫期に行われる「アイスワイン・フェスティバル」(2008年1月18日〜2月3日)。新しくできたワインを祝う「ニュービンテージ・フェスティバル」(2008年6月14日〜22日)などいずれも華やかな雰囲気。これらのイベントに合わせて旅を計画するのもおすすめです。