中国人の4月連休の旅行先、花見目当てで日本が首位予想 4~6日の「清明節」

令和5年春、花見客でにぎわう東京・上野公園(岩崎叶汰撮影)
令和5年春、花見客でにぎわう東京・上野公園(岩崎叶汰撮影)

中国のオンライン旅行販売大手、携程集団(トリップドットコム・グループ)は25日までに、4月4~6日の「清明節」連休に合わせた海外旅行の渡航先で日本が首位になるとの予測を発表した。花見を目当てに訪れる人が多いという。

今年2月の春節(旧正月)連休では、海外渡航先の人気首位はタイだった。この清明節はタイやシンガポールなど東南アジアへの旅行熱が下がる一方、日本の人気が高まっているという。

清明節は、祖先を供養する中国の伝統的な祭日。今年は若者を中心に前後に休みを取得して長期休暇にする人が多く、8連休での旅行は新型コロナウイルス流行前の2019年同期比で3割以上増える見込み。うち7割の目的地が国内で、海外は3割を占める。

国内外ともにレンタカーを使って自由に旅先を回るスタイルが人気を集めているといい、日本では昨年同期比で2・3倍の予約が入っている。(共同)

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