鉄道各社、北陸旅行へ破格のフリーパス販売 東京から往復、エリア内乗り放題で2万円 

JR敦賀駅に入線した新幹線車両を撮影する多くの報道陣=2月1日、福井県敦賀市(恵守乾撮影)
JR敦賀駅に入線した新幹線車両を撮影する多くの報道陣=2月1日、福井県敦賀市(恵守乾撮影)

能登半島地震の復興を支援するため、鉄道各社が相次いで応援切符を発売している。北陸では3月16日、北陸新幹線の金沢-敦賀間の延伸を控えており、各種フリーパスを活用すれば効率的な周遊ができそうだ。

JR東日本は3月11日まで、特別企画乗車券「北陸応援フリーきっぷ」(2万円)を販売している。東京都内から富山、石川、福井の3県の対象エリアまでの往復で、北陸新幹線(かがやき、はくたか)の普通車指定席が利用できるほか、エリア内の特急列車や普通列車を4日間、自由に乗り降りできる。北陸新幹線で往復するだけで元が取れる破格の値段設定で、利用期間は3月15日までの連続する4日間。首都圏にあるJR主要駅の指定席券売機で販売中だ。

一方、JR西日本も北陸地域の普通列車が1日乗り放題になる周遊パス「北陸おでかけtabiwaパス」を、3月15日まで期間限定で大幅に値下げしている。通常は1日2450円で土日祝日限定だが、現在は980円(子供も同額)で、曜日制限も撤廃。利用開始日の前日まで購入が可能だ。

さらに北陸新幹線の延伸に合わせ、北陸の第3セクターの鉄道会社「あいの風とやま鉄道」「IRいしかわ鉄道」「ハピラインふくい」計3社の全区間(敦賀-越中宮崎)が2日間、乗り放題となるデジタル乗車券「北陸3県2Dayパス」も発売中だ。利用期間は3月16日から令和7年3月31日までの土日祝日で、大人2800円、子供1400円。デジタル乗車券画面の提示で、沿線地域文化施設の入館料割引などの特典もあるという。

北陸応援割、パック旅行も割引対象

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