米ユナイテッド元客室乗務員らの請求を却下 コロナ禍解雇の訴訟で東京地裁

ユナイテッド航空機(AP)
ユナイテッド航空機(AP)

新型コロナウイルスによる経営悪化を理由とした解雇は不当だとして、米ユナイテッド航空の元客室乗務員ら65人が労働者としての地位確認や賃金支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は27日までに請求を却下した。26日付。

小原一人裁判長は、同社と原告らは労働協約などを結び、雇用条件や紛争については仲裁人らで構成される委員会で解決すると合意していたと認定。今回は仲裁合意の対象事案で、訴えは不適法だと判断した。

原告側は、希望退職者を公募するなどの対応が不十分で「解雇権の乱用に当たる」などと主張していた。

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