JR北海道、赤字線区に新型車両導入 利用促進狙い、存続目指す

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石炭車のデザインを施した室蘭線のラッピング車両=JR北海道提供
石炭車のデザインを施した室蘭線のラッピング車両=JR北海道提供

 JR北海道の綿貫泰之社長は17日の記者会見で、地元負担を前提に存続を目指す赤字8線区(通称・黄線区)の利用促進策として、国と道の支援を受けて新型車両「H100形」4両を新たに導入し、2月から順次運行すると発表した。4両分の価格は約11億4000万円で、道と国が折半で費用を負担。道などの第三セクター「北海道高速鉄道開発」に資金提供して購入させ、JR北に無償貸与される。

 室蘭線、日高線、根室線、宗谷線の運転所に配置し、定期列車として旭川―名寄・網走・富良野間▽網走―緑間▽長万部―苫小牧間▽室蘭―東室蘭間で運行する。さらに観光列車としても活用予定で、地域の特色を生かしたラッピングを施す。室蘭線では、ルーツである空知で産出した石炭を室蘭港へ運ぶ車両を表現したデザインとなっている。

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