ホテルの外観 　マンダリンオリエンタルホテルグループは今夏に、リニューアルのために閉館していた「ホテルリッツマドリード」を「マンダリンオリエンタルリッツマドリード」に改称して再オープンする。1910年に開業した同ホテルについては、2015年に同社が運営を受託。その後、18年2月からは大規模な改装・修復作業のためにクローズしていた。

　今回のリニューアルではベル・エポックの建築様式を残しつつ、館内の設備を大幅に刷新。スイート53室を含む全153室の客室については「クラシックでありながらも現代的なレジデンシャルスタイル」に変更し、5つの料飲施設には著名なスペイン人シェフのキケ・ダコスタ氏がメニュー開発などに携わる。そのほかプールやスパ、ボールルームなどのパブリックスペースも刷新した。