ツアコンオブザイヤー、EXPOで表彰式-受賞者が語る添乗の魅力と可能性も

  • 2019年12月2日(月)
表彰式の様子

 先ごろ開催された「ツーリズムEXPOジャパン2019」では、「第14回ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー2019」の表彰式が開催された。今回の受賞者は16人で、当日はグランプリの国土交通大臣賞、準グランプリの観光庁長官賞、委員長賞、会長賞を受賞した4名が登壇。賞状と副賞の目録が贈呈されたほか、受賞者によるパネルディスカッションも披露された。

 登壇した受賞者は、「国土交通大臣賞」がジャッツの菅谷眞弓氏(当日は業務のため代理としてジャッツ東京ツアーコンダクターセンター所長陣内氏が出席)、「観光庁長官賞」がツーリストエキスパーツの桝井康平氏、「委員長賞」がフォーラムジャパンの髙橋栄氏、「会長賞」がJTBの安田由佳氏。

きっかけは三者三様、参加者の感謝や「人間好き」が原動力に

 パネルディスカッションのテーマは「ベテラン添乗員が語る!-より良い旅作りのために-」。ジャッツの菅谷氏を除く3名がパネリストとなり、日本添乗サービス協会(TCSA)会長の三橋滋子氏がモデレーターを務めた。

 添乗の仕事に就いたきっかけについての質問では、桝井氏は「専門学校時代、友人に誘われて始めたのが第一歩」と説明。「体力的にも精神的にも大変だったが、旅行者からのお礼の言葉や笑顔に救われて乗り越えることができた」とこれまでを振り返ったほか、一度旅行業界を離れた経験も今に生きていると語った。

 一方、高橋氏は大学時代にある旅行会社からアルバイトの声がかかったのがきっかけと回答。高橋氏は、「旅行者にどのようにして喜んでもらえるかを考えることも大事だが、自分は“お客様も添乗員も喜ぶ旅づくり”を意識して業務に取り組んでいる」といい、20歳から47年間にわたり添乗の仕事に携わっているが「この歳になっても、最後にお客様から笑顔をいただけるのがうれしい」と喜びを語った。

 そして今日まで396ツアー、3440日、約90ヶ国をJTB専任添乗員として旅をしてきたという安田氏は、添乗員を選んだ理由は複数あるとコメント。ひとつは、学生時代に専攻していたフランス語と英語を活かすため。そして、毎回が新鮮で常に変化や驚きがある世界で自分を再構築したいと考えたこと、人が大好きであることも列挙し、「究極のサービス業は、数字で達成度合いが計られるものではなく、“これが100点満点”という頂点がない。常に自分を高め続けることができ、無限の可能性を引き出し続けることができると考えた」と語った。

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